【インタビュー】サーキュラーエコノミー企業のメンタルコストを効率化したAcrobat Pro

株式会社インターホールディングス

世界唯一の真空特許技術を活用し、社会課題解決を目指すインターホールディングス。今回は2022年より取締役を務める山口さんにお話を伺いました。

山口翔

2009年神戸大学工学部卒業後、新卒でマクロミル入社。法人営業、人事を経験。2015年グライダーアソシエイツへ転籍し、キュレーションメディアantenna* の広告事業を立ち上げ。その後上席執行役員CMOとして、antenna* の事業統括や新規事業craft. の立ち上げを担当。2018年よりパンフォーユーをPR・マーケティング面でサポートしており、2020年8月に取締役就任。
2022年5月には一般社団法人フローズンエコノミー協会を設立し、代表理事に就任。
2022年10月よりインターホールディングス取締役として、真空サプライチェーンの事業開発全般を担当。ookamiほか複数社の経営および事業開発を個人でサポート。

ロケット技術を用いて社会課題の解決へ

Q. まずはインターホールディングスという会社について教えてください。

山口さん「インターホールディングスは、世界唯一の真空特許技術を活用して、あらゆるサプライチェーンが抱えるフードロス・GHG(温室効果ガス)・コスト削減などの課題解決を支援する会社です。我々が扱っている真空パックは、元々ロケットに使われる燃料を劣化させない油圧機の技術を応用しています。

この技術は、萩原 忠先生という、御歳92歳になる先生から譲り受けたものです。先生は31歳の頃、NASAに勤務し、アポロ計画に参画されました。そして燃料を劣化させない油圧機の仕組みを開発されたんです」

Q.その技術と社会課題の解決はどう結びついたのでしょうか。

山口さん「先生が70歳ぐらいの頃に、病気になられたんです。入院時にみていたテレビで、たまたまアフリカの食糧難を特集していたと言います。アフリカは食料が豊富に採れる国だということ。しかし、気候やインフラの整備がされていないせいで、食材を保存することができずに全て腐ってしまうため、餓死者が後を絶たないという事実でした。食べ物は真空にすることで、温度帯をひとつ上げることができます。通常なら冷蔵で運ばなければいけないものでも、常温で運ぶことができるんです。

先生は、インターホールディングスの技術担当の役員である中村の知り合いでした。中村はインターホールディングス入社以前から、ハジー技研(萩原先生が代表を務める企業)でもずっと技術顧問を務めており、先生と一緒にお仕事をしてきたんです。彼は先生の開発した技術を世界に広めたいと考えていましたが、まだ実現には至っていませんでした。そんな中、僕たちと中村が知人を通じて知り合ったんです。中村の話を聞いて、世界的に大きな問題を解決できるかもしれないということにワクワクしました。こうしてインターホールディングスは、先生の技術をお預かりし、日本から世界に発信し始めたんです」

「この技術をうまく応用して様々な事業展開をしていきたい」と山口さんは言います。

山口さん「この技術の一番のポイントは、⼀度抜いた空気が逆流しない独自の逆止弁です。この特許を使って、様々な用途にあわせた新たな真空容器を開発しています。食料や飲料はもちろんですが、物流用の緩衝剤などにも活用しています」

経営者にとって精神的な効率化に役立つAcrobat Pro

Q. 山口さんご自身は、普段どんなお仕事をされているのでしょうか。

山口さん「インターホールディングスでは、法人様との商談が多くあり、日々、お客様とzoomや対面で打ち合わせをしています。あとは提案書を作ったり、契約書を書いたりといったデスクワークが多いですね。インターホールディングス以外にも、一般社団法人フローズンエコノミー協会を昨年の5月に立ち上げました。現在約90社の企業・団体が会員となるコミュニティです。会員企業・団体との打ち合わせ、毎月実施しているオンライン勉強会の開催といった運営をしています。また、個人的にスタートアップ企業の社外役員をやっていたり、新規事業のお手伝いをしていたりと、数多くの企業様と関わっています。どの仕事でも資料を作ることが多く、パソコンに向き合っている時間はとても長いですね」


Q.
Acrobat Proを導入して、改善された点があれば教えてください。

山口さん「インターホールディングスは、スタートアップ企業なので、日々状況が変わります。お客様にお渡しするPDFの営業資料も、その度にアップデートしていく必要があります。Acrobat Proを導入するまでは、その作業がとても面倒で……。パワーポイントを立ち上げて、修正して、PDF化して、圧縮して送る。翌日資料がアップデートされると、また同じ作業を繰り返す。かなりメンタルコストもかかっていました。Acrobat ProがあればPDFを直接編集して、その場で圧縮もできます。あっちいってこっちいってということがなく、ひとつのツールで完結できます。時間的な効率も上がったし、精神的にも楽になりました」

「メンタルコストを下げることは、経営者にとってとても重要」と山口さん。

山口さん「Acrobat Proを知るまでは、こんなことができるとは思っていませんでした。こんな便利なツールがあったのかと感動しましたね。インターホールディングス、フローズンエコノミー協会、個人的な仕事と幅広い活動をする中で、どう効率よく動けるかを、僕は常に意識しています。時間の効率化も大事ですが、それ以上に精神面で隙間や余白をいかにつくれるか。そのためにはメンタルコストを下げて、楽しく仕事をすることが、非常に大事だと思います」

Q.他にも気に入っている点があれば教えてください。

山口さん「とてもシンプルで、説明書がなくても使えるところも個人的に気に入っています。PDFを結合したり、編集したり、圧縮したりというのが、直感的に操作できるUIになっている。ですが正直なところ、まだまだ使いこなせていないという実感もあります。もっともっと勉強していきたいですね」

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