Adobe Firefly web版のプロンプト入力が日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ブラジルポルトガル語、ルーマニア語を含む多言語に対応
生成AI「Adobe Firefly」を発表してから3か月が経ちました。世界中の数百万人のユーザーによってこれまでに生成された画像は10億枚を超え、Adobe Fireflyはアドビ史上最も成功したベータ版の1つとなりました。
Adobe Fireflyユーザーが生成AIの新たな使い方を開拓する一方で、アドビのエンジニアリングチームは活発に開発を進め、新しい機能を送り出してきました。今後も引き続き新しい機能を追加していく予定です。その一環として本日、Adobe Fireflyに関する待望の新機能を導入しました。
日本語を含む、100以上の言語でプロンプト入力が可能に
私たちは、コミュニティの皆さんからいただくフィードバックの内容をいつも参考にしています。アドビの開発プロセスでは、製品の良いところや改良点、あるいはこのパワフルな新しい技術をこう使いたいといった、皆さんからのご意見が今後の方向性を決めます。そして、アドビのグローバルなユーザー層を考えれば当然ながら、英語以外のプロンプト入力の実現は常に要検討リストの上位にありました。
日本で生まれ育ち、日本語環境で育ってきた自分としても、日本語によるプロンプト入力の必要性は強く感じていました。自分のアイデアを自分にとって心地よくなじみのある方法で表現できることは大切なことです。
そして本日、Adobe Firefly web版(ベータ)が日本語を含む、100以上の言語のプロンプト入力に対応開始したことをご報告します。「テキストから画像を生成(Text to image)」、 「生成塗りつぶし(Generative Fill)」、「生成再配色(Generative Recolor)」、「テキスト効果(Text effects)」の各機能が日本語でも使えるようになりました。
Adobe Firefly web版(ベータ)を多言語で
さらに、現在Adobe Firefly web版(ベータ)で使用いただける英語に加えて、ユーザーインターフェイスを新しく5言語(日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ブラジルポルトガル語)に対応することを発表しました。その他の言語については、段階的にローカライズを対応していく予定です。現在サポートされているどの言語でも、新しく対応したウェブサイト上でプロンプト入力をすることができます。
クリエイティブワークの未来をグローバルにサポート
Adobe Fireflyは、何もない白紙の状態から創造的なビジョンの実現に至るまでのハードルを下げ、クリエイターの生産性と表現力を、すべての人々に言語を問わず提供できるようになりました。日本語入力の対応はまだ開始したばかりです。日本の皆さんからのフィードバックをもとに、日本語入力での精度を高めるべく、引き続き開発を進めてまいります。ぜひいろいろと試して、皆さんのご意見、ご感想をお寄せください。
この記事は2023年7月12日(米国時間)に公開されたAdobe Firefly. Glühwürmchen. Luciérnaga. Luciole. Vaga-lume. Licurici. の抄訳です。