Adobe Substance 3Dアプリ向けにAdobe Firefly搭載機能を発表

Substance Stagerの新機能「背景を生成」を使った最終レンダリング例

本日、アドビは初めて、Adobe Fireflyによる生成AI機能をAdobe Substance 3Dアプリケーションに直接組み込みます。SamplerStagerの両方に、ワークフローを効率化し、アーティストがマテリアル作成と製品ビジュアライゼーションの可能性をこれまで以上に迅速に追求できるようにする、まったく新しいベータ機能が追加されました。

アドビの3Dおよびイマーシブ担当バイス プレジデントのセバスチャン デガイ(Sébastien Deguy)は、次のように述べています。「生成AIは、まったく新しい要素を作り出すだけでなく、デザイナーやアーティストが日常的に使用している既存のワークフローの中で、新しいレベルでクリエイティブのコントロールと効率性を解放します。」Adobe Fireflyのパワーを活用することで、これらの機能は、アーティストが自らのビジョンを達成するため、お気に入りのAdobe Substanceアプリから離れることなく、より探求を深める新しい方法を提供します。

想像してみてください。ただ記述するだけで、欲しかった素材が目の前に現れるのです。「繊細な渦巻きの彫刻が施された磨き上げられた金属」や「苔が生い茂った素朴なレンガの壁」といったテクスチャの記述にSamplerが命を吹き込みます。Adobe Fireflyを搭載したSamplerの新機能「テキストからテクスチャ生成」によって、Samplerアプリ内でテキストプロンプトを入力するだけで、デザイナーは新しいテクスチャをビジュアル化することができます。

https://blog.adobe.com/media_1695ceaf199719d0d4a65fb36b16700e7700981cd.mp4

クリエイティブのフローを断ち切ることなくステージングのコンセプトを素早く探求するには、従来のストックフォトや個人的な写真の利用に加えて、より早い方法ができました。Adobe Fireflyを搭載するStagerの新機能「背景を生成」で、プロフェッショナルは簡単な記述だけで想像しうるあらゆる背景で商品をビジュアル化することができます。「夕暮れ時のプールサイドのテーブル」や「落ち着いたスパのモダンな竹製テーブル」をステージに設定すると、Stagerは見事な背景を生成し、遠近感と照明を自動的に調整します。

https://blog.adobe.com/media_1aca73024a7bbe8d97248ac3a9b28e54cf0988bc7.mp4

テキストからテクスチャ生成: Substance Samplerで高速、無制限のマテリアル作成

アーティストがプロジェクトに求める美的感覚がフォトリアリスティックであっても、あるいはスタイル化された美的感覚であっても、視覚的イメージから始まることがほとんどです。Adobe Fireflyを搭載するSamplerの「テキストからテクスチャ生成」機能は、イメージソーシングのツールボックスに新たなツールとなります。

アーティストはSamplerを離れることなく、テキストプロンプトを入力するだけでテクスチャを作成し、複製、改良もプロンプトを変更するだけ行えます。

生成されたイメージは常に正方形、タイル状に配置可能で、マテリアル生成のパイプライン上でスムーズに続行できる適切なパースペクティブを持っています。Samplerの機械学習機能による人気の「画像からマテリアル」機能が生成されたマテリアルを分析し、法線マップ、高さマップ、粗さマップを作成することで、どのようなスタイルでもすぐに使用可能なパラメトリックなテクスチャマテリアルを実現します。

ゲーム、VFX、製品デザインなど、さまざまな業界の3Dプロフェッショナルは、この新しい機能を使用して、構想からテクスチャ、マテリアルに至るまで、アプリを離れることなく無限のバリエーションを探求することができます。

背景を生成: 数秒でステージを作成

Stagerの「背景を生成」機能を使えば、商品のビジュアライゼーションに最適な背景画像の調達がこれまで以上に簡単になります。Adobe Fireflyを利用したこの新機能により、アーティストやデザイナーはシンプルなテキスト記述から想像上の環境を作成し、瞬時に完璧な背景を得ることができます。

完璧な画像が選択されると、Stagerの機械学習機能による「画像をマッチ」機能が、生成された環境に3Dモデルを完璧に合成し、照明と遠近感の調和を実現します。

「背景を生成」は製品や工業デザインの3Dプロフェッショナルだけではなく、製品、パッケージ、マーケティングアセット資産の開発担当クリエイターにも、新しいレベルのスピードとクリエイティブへの探求をもたらします。

生成AIによるAdobe Substance 3Dの未来が今日始まる

Adobe FireflyのAdobe Substance 3Dエコシステムへの初となる統合は、3Dテクスチャリングや背景画像生成などの作業を加速し、いかにアドビの人気製品であるAdobe Firefly 生成AIモデルシリーズが、工業デザイナー、ゲーム開発者、VFXプロフェッショナルにとっての創造性と効率性を再定義するかの片鱗を示すものです。

アドビの3Dおよびプロダクトマーケティング担当およびシニア ディレクターのフランソワ コッティン(Francois Cottin)は、次のように述べています。「生成ツールは、確立されたクリエイティブ・ワークフローにシームレスに融合するとき、その真価を発揮します。これが、Adobe Substanceアプリにおける生成機能に対するAdobe Substance 3Dのアプローチの原動力となっている理念です。 このビジョンを実現する一環として、StagerとSamplerのベータアプリを3Dコミュニティと共有できることを誇りに思います。」

Stager (ベータ版)とSampler (ベータ版)は、Adobe Substance 3Dのサブスクリプション契約者に提供中です。Creative Cloud Desktopアプリケーションの「Beta Apps」カテゴリで検索できます。

この記事は2024年3月18日(米国時間)に公開されたAdobe announces Firefly-powered features for Substance 3D apps の抄訳です。

アドビには10年にわたるAIイノベーションの歴史があり、アドビの生成AIモデルファミリーであるAdobe Fireflyは、安全な商用利用のために設計されたAI画像生成モデルとして、記録的な速さで世界的に最も普及しています。Adobe Fireflyは、現在までに60億枚以上の画像生成に使用されています。アドビは、説明責任、責任、透明性というAI倫理の原則に沿って技術が開発されるよう尽力しています。Adobe Fireflyで生成されたすべてのコンテンツには、自動的にコンテンツクレデンシャルが含まれます。これはデジタルコンテンツの「成分表示ラベル」であり、使用、公開、保存される場所を問わず、コンテンツに関連付けられます。