「製造業向け」今すぐ始められるナレッジマネジメント。ドキュメントの全社共有にPDFが有効な理由
原材料を仕入れ、製品を生産し、顧客のもとに運び、販売した後は保守サービスを継続する。製造業のバリューチェーンは、幅広い上、それぞれの専門性が高く、業務が複雑。そのためデジタル活用がいち早く進んだ分野でもあります。
AI(人工知能)を使って需要予測を行い、物流や生産計画の精度を高める。IoT(Internet Of Things)を活用して、工場のスマート化を図ったり、「モノからコト」へのシフトを加速させる。様々なデジタル活用事例が報告されていますが、もっと身近にあるデジタル技術、アドビの製品も製造業のビジネスに大いに貢献します。ここでは、それらをまとめた製造業向けのオンラインセミナー「図面の未来!Acrobatを使ったデジタルコラボレーション」の一部を紹介します。
全社共有でナレッジの価値をさらに高める
人手不足や後継者不足、多様化/短期化する消費者指向への対応、安定的な供給確保など、製造業は、様々な課題を抱えています。ナレッジマネジメントも、その1つです。長年、培ってきたナレッジが紙のまま倉庫に眠っている。デジタル化はされているが分散している。部門の壁に阻まれて共有が難しいといった理由で、ナレッジが本来の価値を発揮できていない状況をよく聞きます。例えば、設計部門なら、製造部門に渡す図面はもちろん、設計の途上で作成したデジタルモックアップ、レンダリングした2D画像なども他部門の業務に役立つ可能性があります。営業部門が利用できれば、提案書に盛り込んで訴求力を高められるかもしれませんし、保守部門のマニュアルに盛り込めば、表現力が向上し、サービス品質の底上げにつなげられるかもしれません。他にも、企画段階で作成した関連技術文書、生産部門が持つ評価試験報告書など、全社で共有すれば、新しい付加価値につながる可能性があるドキュメントは多数存在します。
このようなナレッジマネジメントを支援する仕組みとしてはPLM(Product Lifecycle Management)などがありますが、Adobe AcrobatおよびPDFも強い味方となります。オンラインセミナー「図面の未来!Acrobatを使ったデジタルコラボレーション」では、まずPDFの汎用性、互換性に注目しました。
誰でも開けて、ナレッジを余すことなく共有
全社で共有するドキュメントは、設計部門が使うCADのような専用のアプリケーションがないと開けないようでは困ります。また、そこに込められたナレッジを、余すことなく伝えることも求められます。紙は、誰でも使えるメディアではありますが、動画や3D構造などの再現は得意ではありません。
それに対してPDFは、特定のアプリケーションがなくても開くことができます。さらにAdobe Acrobatにはリッチメディア機能があり、PDFに動画やCADで作成した3Dモデルを取り込むことが可能。スケールやレイヤー構造、モデルツリー、PMI情報、ビューなどの情報を保持したまま、CADデータをPDFに変換することもできます(3Dデータの変換には有償のプラグインが必要です)。これにより、専用のビューアーを持たないユーザーでも、PDF上で3Dモデルを回転させて製品の細部を確認したりできるようになります。
しかも、Adobe Acrobatは、Office形式のファイル、画像、CADデータなど、様々なファイルを国際規格(ISO32000)に準拠したPDFに変換できます。これが意味するのは、将来にわたり、正しく構造化されたPDFを活用できることが担保される。つまりナレッジを継承し続けられるということ。PDFを開発し、その国際標準化に取り組んできたアドビだからこそ、提供できる価値の1つです。
他にもAdobe Acrobatの共有レビューという機能を使えば、オンラインで複数の人によるレビューや共同編集などを効率的に行えます。マーケティング部門が計画するイベントのパンフレットに技術系の部門からアドバイスをもらうといったこともスムーズに行えます。
機密性の高い情報を守るためのセキュリティ機能も充実している上、電子契約ツールであるAcrobat Signによって、社内の承認プロセスや取引先との契約業務を効率化することもできます。ぜひ、オンラインセミナー「図面の未来!Acrobatを使ったデジタルコラボレーション」に参加してみてください。アドビは、私たちの持つテクノロジーを駆使して、日本の主要な産業である製造業を支援していきます。
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