事例|Adobe Express+Adobe Fontsなら、すばやく!楽しく!デザインできる|もっとAdobe Fonts!03
Adobe Express+Adobe FontsでデザインDIY
「Adobe Express」は、多彩なデザインテンプレートをもとに、プロクオリティのグラフィックやムービーを手軽につくることができるアドビのオンラインデザインツールです。無料でも対応メディアは多種多様。YouTube動画からInstagramリール、Tiktok動画、ロゴ、チラシ、ポスター、パンフレット、ニュースレターまであらゆるクリエイティブをAdobe Expressひとつでかたちにできます。
デザインの現場でも使われている魅力的なフォントが豊富に揃っているのも、クラウドフォントサービス「Adobe Fonts」を展開するアドビだからこそ。Adobe Creative Cloudのプラン契約がなくても使えるフォントは2,000以上、契約ユーザーなら25,000を超える高品質なフォントをAdobe Expressだけでなく、パソコン上で自由に使うことができます。
この記事では、Adobe ExpressとAdobe Fontsを使って魅力的なコンテンツを作成している、三軒茶屋あおば整体院 副院長・長谷川知美さんにその魅力を伺います。*以降、あおば整体院と表記
より魅力的な情報発信のためにクリエティブツールを活用
東京・三軒茶屋にある「あおば整体院」は、web、blog、動画のようなオンラインメディアから、ニュースレターのようなペーパーメディアまで、さまざまな媒体を駆使して情報を発信。その制作を支えているのがアドビのクリエイティブツールです。一体、どのような経緯で自分たちでコンテンツを作り、発信していくようになったのでしょうか。
「2019年にあおば整体院がオープンした際、業者にwebサイト制作を依頼したのですが、そのときのwebサイトは自由にアレンジできるつくりではありませんでした。その後、伝えたいことをきちんと伝えられるように、自分たちの手でリニューアルしたのがいまのwebサイトです。
施術を受けたことのない方のなかには、“整体がなにをするところなのかわからない”、“なにをされるのかわからない”と不安をお持ちの方もいらっしゃいます。そうした方が安心して来院いただけるように、さまざまなかたちで情報発信を続けています。
いまはニュースレターやYouTube動画にも力を入れていて、ニュースレターにはAdobe Illustratorを、動画編集にはAdobe Premiere Proを使っているほか、デザインツールとしてAdobe Expressを利用しています」
三軒茶屋あおば整体院 院長・高田勝博さん(右)と副院長・長谷川知美さん(左) https://lmc-seitai.com/
デザイン経験のなかった長谷川さんがなぜ、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランに契約したのか。そこにはクリエイティブプロ向けツールへの期待がありました。
「コンプリートプランを契約したのは、YouTube動画の制作がきっかけです。
動画編集はまったく経験がなかったので、いろいろなソフトを試してみたものの、思うような編集ができませんでした。Adobe Premiere Proならやりたいことができると思い、値段に悩みながらも思い切ってAdobe Creative Cloudのコンプリートプランに契約をしました。コンプリートプランなら、前職で触れたことのあるAdobe Illustratorも使えるし、ほかに何かつくりたいものができたときにも対応できると思ったんです」
YouTube動画の編集にはPremiere Proを使用
Illustratorでつくられたニュースレター。当初はWordで作成したがレイアウトの自由度を求めて、Illustratorへと移行
すばやく手軽にデザインできるAdobe Express
webに掲載するバナーやYouTubeサムネールなど、コンテンツ制作には多くのデザインが必要です。長谷川さんがいま画像制作のメインツールとして使っているのが、Adobe Express。その出会いはどのようなものだったのでしょうか。
「Adobe Expressを使うようになったのは、パソコンを使って作業をしているときに、ふと目に“Adobe Express”という文字に目がとまって。なんだろうと思って触り始めたのがきっかけです」
施術の合間にクリエイティブワークを行なう長谷川さん
「webサイトをつくりはじめた頃は、Adobe Expressではなく、別のオンラインデザインツールでバナーや画像を作っていましたが、テキストのサイズを混在させるような細かいコントロールができなかったり、思うようにデザインできませんでした。
“無料ツールだから仕方ない”となかばあきらめていましたが、同じ無料ツールのAdobe Expressを使ってみたら、Illustratorでテキストを扱うときと同じようにデザインができて。それからデザインツールをAdobe Expressに切り替えたんです。
自分で“こういうデザインをつくろう”と決めてから作業をすることが多いので、たくさん用意されているテンプレートをそのまま使うことはほとんどありませんが、データの作りや使っている機能を調べるためにテンプレートを開くことはあります。気になるデザイン、表現があったとき、フォントやパーツの組み合わせかたがわかれば、自分のデザインに活用することができますから」
配色に迷ったときに助けられたというAdobe Expressの機能「ダブルトーン」
長谷川さんはAdobe Express上でいくつものデザインを試作し、検討を重ねている
長谷川さんは、デザイン以外の部分でも、Adobe Expressを使うメリットを感じています。
「Adobe Expressはつくったデザインを見てもらうときにも便利なんです。
たとえば、Illustratorでデザインした場合、画像やPDFに書き出して相手に送るか、ノートパソコンごと持っていって、ファイルを開いた状態で見てもらう必要があったのですが、Adobe Expressなら共有ボタンからリンクを作成して送るだけで、相手に同じ状態で見てもらうことができます。“ソフトがインストールされていないから開けない”……そんな心配もいりません」
Illustratorのようなプロ向けデザインツールを使えるのに、なぜAdobe Expressを使うのか。
そこには、長谷川さんならではの、明確な使い分けがありました。
「Illustratorだと細かい設定が必要だったり、細かいところにもこだわってしまったり……どうしても時間をかけてしまいがちです。YouTubeのサムネールやBlogのバナーのように決まったサイズの画像を作るときには、Adobe Expressのほうが圧倒的にはやく作れます。
とくにwebコンテンツはどんどん更新していく必要があるので、とにかく時間をかけず、手軽にデザインできるツールのほうがありがたいし、使いやすいんです」
Adobe Expressの「SNS に投稿」機能も積極的に活用している
Adobe Express+Adobe Fontsでデザインに強さを
デザインツールをAdobe Expressに切り替えたことで、長谷川さんが感じるメリットはほかにもあります。それがAdobe Fontsの豊富なフォントです。
無料でも2,000以上のフォントが無料で使えるAdobe Fontsですが、コンプリートプランに契約している長谷川さんはその10倍以上、25,000ものフォントを自由に使うことができます。
「日本語フォントを使ってサムネールを作っていると数字だけ弱く感じることがよくあるんですね。そういうときは数字だけ別のフォントに変えたりしています。
フォントを探すときは、ブラウザでAdobe Fontsを開いて、ひとつひとつ欧文フォントをチェックしていくんです。イメージに合うフォントを見つけたらAdobe Expressに戻って、フォントを指定する……そんなふうに使っています。Adobe Expressからもフォントは探せるのですが、たくさんのフォントから目的のものを探すなら、Adobe ExpressのフォントメニューよりもAdobe Fontsのほうが見やすいんですよね。
以前のツールにはここまで豊富にフォントが揃っていなかったので、いまは候補が多すぎて逆に探すのが大変なくらいです(笑)」
「Adobe Expressは、機能が限られているぶん、目につきやすいせいか、“使いかたがわからない”、“思ったようにデザインできない”ということがまったくありません。触っているうちに、自分が作りたかったものができあがっちゃう(笑)。それがとにかく楽しいんです」
豊富なテンプレート+フォントによって、すばやく高品質なデザインができるAdobe Express。
“デザインが楽しい”という長谷川さんの言葉には、その魅力が凝縮されています。
週一ペースで更新しているYouTubeチャンネル「50歳からの体質改善-院長たかだ-」。サムネールはすべて長谷川さんがAdobe Expressでデザイン。最近ではPhotoshopにもチャレンジしている
Adobe Express+Adobe Fontsがあれば、デザインの世界、フォントの世界はより大きく広がるはず。デザインと文字の情報を届ける「もっとAdobe Fonts!」シリーズ、次回はAdobe Expressの文字表現について、さらに深掘りしていきます。
文字の表現力を広げる多彩なフォントが揃うAdobe Fonts
クリエイティブには欠かせない道具のひとつであるフォントをより自由に、柔軟に使えるクラウドフォントサービス「Adobe Fonts」。2024年5月現在、日本語フォント650超、Adobe Fonts全体では25,000以上のフォントをメディアを問わず、商用/非商用問わず、自由に使うことができます。
書体名がわからなくても書体の分類や文字の特徴、表現したいイメージから探すこともでき、目的のフォントにすばやく辿り着けるようになっています。
“もっといろいろなフォントを見てみたい、使ってみたい!”
そう思えたらまずは一度、Adobe Fontsを開いてみましょう。
無料でも使えるたくさんのフォントで、デザインをよりふさわしく彩りましょう。
Adobe Fontsを無料で試してみる