Adobe Substance 3D 製品 2024 年 7 月のアップデート情報

Substance 3D で作成された画像。

7 月の Substance 3D のエキサイティングなアップデートをお届けします。具体的には、Substance 3D Sampler と他の 3D ツールとの相互運用性の向上、OpenPBR Surface V1.0 によるマテリアル標準化の大幅な進展、さらに、Substance 3D Modeler の新しいアセットパネル、シーン構成、読み込み&書き出し機能の強化です。

Substance 3D Sampler の相互運用性

Substance 3D Sampler の最新版では、ワンクリックでサードパーティの 3D アプリケーションにマテリアルを送信できます。そのため、Unreal Engine、Unity、Maya、3ds Max、Blender に Sampler からマテリアルを取り込む操作が、かつてない簡単さになりました。これを可能にしている Substance コネクターは、3D ソフトウェアツール同士をつなぎ、データ共有を容易にするオープンソースのフレームワークです。そして、Sampler からサードパーティ製ツールにマテリアルを送信する際には、公開する Substance のパラメータを選択できます。この新機能は Sampler を 3D パイプラインに統合し、時間の節約と生産性の向上を実現します。

Sampler からサードパーティアプリケーションへのマテリアル送信について、詳しくはこちらをご覧ください。

OpenPBR Surface V1.0 リリース

Nikie Monteleone によるアート作品。

出典: Nikie Monteleone によるアート作品

アドビ Substance 3D チームは、デジタルマテリアル作成の標準化を促進するため、3D 業界のリーダー達と提携して OpenPBR Surface V1.0 を公開しました。協業により実現されたこの成果は、Autodesk Standard Surface と Adobe Standard Material の長所を組み合わせたもので、プラットフォーム間のクリエイティブな柔軟性を維持しつつ、一貫性の向上を 3D アーティストに提供するものです。

この新しい標準が、どのようにワークフローを最適化し、業界全体における 3D アートの品質向上するのかについて、詳しくはこちらをご覧ください。

Substance 3D Modeler の新機能

アセットパネルでのキットバッシングと検索

新しいアセットパネルにより、Substance 3D Modeler から Substance 3D Assets ライブラリに直接アクセスできるようになります。何千ものアセットを閲覧できるだけでなく、形状にマッチしたオブジェクトで、シーン内のスカルプトやオブジェクトを置き換えることもできます。

アセットはクレイレイヤーとして読み込まれます。そのため、Modeler のツールを使って修正して、作業中のシーンに統合できます。なお、このアセットパネルは、現在 Creative Cloud 版の Modeler のみで利用可能です。

シーンアウトライナー

Substance 3D Modeler の最新版に搭載された新しいシーンアウトライナーにより、シーンの階層全体を視覚化し、複雑なシーンをより整理された状態にすることが可能になります。このインタラクティブなパネルでは、シーン内の 3D オブジェクトの選択、名前変更、再配置、削除といった操作ができます。

改善された読み込みと書き出し

Modeler のもう一つの新機能は、再設計された読み込みと書き出しです。これにより、3D パイプラインの品質と柔軟性が向上しました。新しいサブディビジョン設定により、3D ジオメトリをより高品質で読み込めます。サブディビジョンを増やすと、曲面が滑らかになり、スカルプト可能なクレイレイヤーに変換する際の角が少なくなります。

Modeler から書き出す際には、新しいパネルに使いやすく設定が整理されていることに気づくでしょう。また、書き出しをすぐ始められるように、多くのプリセットが用意されています。

この記事は Interop with Sampler, OpenPBR Initiative, and updates in Modeler(著者: Grant Kay)の抄訳です