複数の英語資料のまとめ表を自動作成?仕事に生成AIを使いこなそう
今回のブログのテーマは、最近、大きな話題となっている生成AIです。そこで、試しに無料で利用できる生成AIサービスに「生成AIとはどんな技術ですか?」と質問してみました。すると精度の高い日本語で生成AIについて解説してくれました。ぜひ、みなさんも試してみてください。
では、もう1つ質問してみます。今度は「生成AIは、ビジネスでどのように活用されていますか?」という質問です。コンテンツ生成、製品開発、顧客対応、データ解析と予測、クリエイティブなプロセスの支援などで活用されていると回答がありました。
実際、生成AIの持つ可能性には大きな期待が寄せられており、どのようにビジネスに取り込むかについて、多くの企業が検討を重ねています。そこで、アドビも生成AIの有効活用法を考え、オンラインセミナー「長文英語を爆速で読み解く!Acrobatで始める生成AI活用術」で紹介しています。
負担の大きな英語資料にまつわる作業を自動化
生成AIには、様々な活用方法が考えられますが、その中から「英語の長文ドキュメントを効率的・効果的に読む」方法を紹介します。英語の論文や資料を読む機会が多い研究者やエンジニア、担当している業務の内容によっては、マーケティングや広報、法務、渉外担当の方にも役立つはずです。
活用する技術は「Adobe Acrobat」の「Acrobat AI Assistant」。質問&回答の形でユーザーをサポートする生成AIベースの対話型エンジンです。
では、AI Assistantは、どのように英文文書にまつわる作業を効率化できるのでしょうか。
一言で「読む」と表現しても、複数の目的があります。インターネット上から読むべき資料の候補を探すために広く読む。複数の資料の中から本当に必要な資料を絞り込むために軽く読む。資料の内容を理解するために深く読むなどです。いずれも日本語資料が対象だったとしても、それなりに工数のかかる作業。それが英語ともなれば、なおさらです。
この中からAI Assistantは、軽く読む「選別」、深く読む「精読」の作業に最適なサポートを提供します。
例えば、AI Assistantは、自動で文書の要約を作成し、選別作業を効率化します。文書の内容を踏まえた質問候補も列挙され、それらを選択して、もう少しだけ理解を深めることもできます。もちろん文章の翻訳を依頼することも可能です。
精読作業では、文書を読み進めながら、知らない専門用語をAI Assistantに解説してもらったり、文章の根拠が記されている場所を文書内から探し出したりできます。
オンラインセミナー「長文英語を爆速で読み解く!Acrobatで始める生成AI活用術」では、デモを交えて、これらの方法を紹介しています。
生成AIとの対話を意識するのがポイント
さらにAI Assistantは、複数の文書を横断して回答を生成することができます。つまり、複数の文書の内容を一覧できる表の形にまとめたりできるということです。経験がある人なら、これがどれだけ工数のかかる作業か分かるはず。それが自動化されれば、文書の内容の理解により多くの時間を割くことができるでしょう。
ここでポイントを1つ紹介します。対話型の生成AIに投げかける質問や依頼をプロンプトと言いますが、プロンプトはちょっとした言い方の違いで、得られる回答が変わったりします。Acrobat AI Assistantを利用する際は、言い方を変えてみたり、回答に対してさらに質問を重ねたり、ぜひ対話を意識してみてください。
Acrobat AI Assistantは、Acrobatだけでなく、Acrobat Readerのモバイルアプリでも利用できますが、残念ながら現状は英語版のみとなっています。ただ、日本語版の開発も進めていじます。ぜひご期待ください。
オンラインセミナー「長文英語を爆速で読み解く!Acrobatで始める生成AI活用術」では、調査データを引用して生成AIが本当に業務の効率化につながるのかを検証したり、特に効果が期待できるのはどのような種類の業務か、さらには有効活用のためのポイントを詳しく紹介したりしています。ぜひご参加ください。
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