経営者そして映像クリエイター兼アパレルデザイナーであるカナメクトさん。企画・監督・撮影・編集を一人で手がけ、これまで6年半で1,000本以上の動画をAdobe Premiere Proで制作してきました。芸能人のYouTubeコンテンツ委託事業を経て、アパレルの販売にも動画を活用し、売り上げを拡大することに成功。今回はそのきっかけや秘訣についてお話を伺いました。
普段のお仕事について教えていただけますか?
2019年に設立した株式会社カナメクトの代表取締役として映像制作会社・映像企画、映像広告運用・配信、WEBマーケティング、アパレル製造・販売を行なっています。
アパレルデザイナーとしては、1年前ほどに立ち上げたブランドの『Jimotoism』や『HEYA→SOTO』『好井&カナメクトch』などを展開しています。『Jimotoism』は出身地である埼玉の”あるある”をデザインした商品を展開したブランドです。無名からのスタートでしたが、販促動画がバズった際には月に数百枚単位で売れました。8月の浦和PARCOでのポップアップでは開店と同時に大行列ができ、PARCOとのコラボ商品を含めた新作半袖Teeが数時間で全て完売となりました!
また、すゑひろがりずさんのYouTubeチャンネルでの物販や、吉本芸人の好井まさおさんとのYoutubeチャンネルではアパレルブランドとのコラボアイテムも展開しています。さらに、TikTokerの方との話も進んでいるところです。
アパレルを仕事にしようと思ったきっかけは?
高校から服が好きで、大学時代には服屋でバイトをしていました。卒業後は俳優を目指していましたが、その後映像に興味を持ち始めました。そして、すゑひろがりずさんとチャンネルをやることになり、好井さんを紹介してもらい、ファッションのYouTubeチャンネルを立ち上げました。そこで服に改めて興味を持ったことから、服飾学校に通って学び直し、現在は服作りと動画作りを両立しています。
どんな目的で動画を制作しているのでしょう
YouTubeは再生数による収益のため、企業TikTokは集客や採用のため、アパレル販促のためにショート動画を作成しています。
どのような作風ですか?
『Jimotoism』の動画は、最初のうちは外国人モデルを使っておしゃれに撮っていました。しかし、親しみやすいほうが再生数が伸びるというTikTokでの知見を活かして、最近はおしゃれさ、かっこよさよりも親近感を意識して仕上げています。凝ったエフェクトも使わずシンプルめなテイストです。
企画は全部自分ですが、一部編集やテロップなどはアシスタントに手伝ってもらうこともあります。
ご自身でつくった動画の中で反響が良かった、思い入れがある動画などはありますでしょうか?
TikTokでは、日常の中でTシャツをアピールするこの投稿がバズりました。凝った編集はぜんぜんしてないんですが(笑)
Instagramではこのリールが人気です。お金をかけたから、おしゃれだから反響があるというものではないところがおもしろいところです。
アパレル以外では、YouTubeのすゑひろがりず局番チャンネルが人気を博しました。自分が持ち込んだ企画から始まったものです。ゲーム実況なんですが、10分程度のながら見できない密度に編集しました。視聴者が離脱する場所がないように、テロップや構成を詰めて設計していました。M-1グランプリで好成績を残したタイミングにこの動画がバズったことで、劇場や配信に多くのファンの方々が集まるようになりました。
樺澤まどかさんのミュージックビデオにも思い入れがあります。古いカメラで撮ってほしいというリクエスト以外は、構成から全て考えました。人となりをどう引き出せるかを意識し、いろんなアクティビティを楽しんでもらうという切り口で表現しています。
なぜ自分で動画の制作・編集をするようになったのでしょうか?
俳優を5年やったもののチャンスに恵まれなかったので、自分で監督、脚本、主演をやればいいという発想でした。一番最初は友達の役者を妹のカメラで撮り、撮影と編集と監督をやりました。何もわかっていなかったのでクオリティは低かったんですが、完成させた作品に自分が一番感動してしまって(笑)。映像を創るってこんなに面白いんだという。そこからミュージックビデオやウェディング、イベント映像、ウェブCMとなんでも手がけたら全部楽しかったので、1年後に会社を立ち上げました。