「文字組み更新」手順・1|ファイルを開く
実際に「文字組み更新」機能を使ってみましょう。
Illustrator・パブリックベータ版でaiファイルを開くと、テキストに変更が生じる場合に限り、以下のようなダイアログが表示されます。このダイアログが表示されない場合、文字組みは変更されません。
ダイアログに現れる選択肢の結果は以下のようになります。
- …変更点を確認せずにすべてのテキストを更新する
- …従来の文字組みを維持し、あとで変更点を確認する
- …ファイルを開かずに閉じる
「文字組み更新」機能を使うには、 を選択します。
「文字組み更新」機能に対応していないaiファイルを開いた場合には、以下のダイアログが表示されます。「OK」をクリックすると、すべてのテキストが更新されます。
「文字組み更新」手順・2|パネルを表示して変更点を確認
手順・1で「変更を再確認」を選んでファイルを開いた場合、最初に表示されるレイアウトは、これまでのテキストエンジンでの文字組み(=更新前のテキスト)になります。
この状態から、テキストの更新結果をプレビューするには、「文字組み更新」パネルを使います。「文字組み更新」パネルは「ウィンドウ」メニューの「書式」に用意されています。
「文字組み更新」パネルでは、変更されるテキストオブジェクトをハイライト表示することができます。「影響を受けるテキストオブジェクトをマーク」にチェックを入れると、対象となるテキストにフレームとマークが表示されます。
テキストの変更点を確認するには、「テキストレイアウトの変更を確認」をオンにします。以下の3パターンで表示するテキストを切り替えることができるほか、変更前/後それぞれのテキストに色を割り当てて重ねることで、テキストの変更点を確認することができます。
「ハイライト表示」の項目では、以下の表示を追加することができます。
- 折り返し位置(改行位置)が変わる箇所を[ ]でマークする
- 字送りが変わる箇所を赤のマーカー表示にする
- 行送りの位置が変わる箇所を緑のラインで表示する
「文字組み更新」手順・3|テキストを更新する
テキストを更新するには、テキストオブジェクトをダブルクリックします。表示されるダイアログで「続行」を選ぶとテキストが更新され、編集できる状態になります。
テキストの更新は「文字組み更新」パネルから行なうこともできます。
パネル右下の を押すと、ドキュメント上のすべてのテキストが更新されます。
一部の文字組みを維持したい場合など、テキストを個別に更新するときは「選択対象」を にした状態で、更新するテキストオブジェクトを選択し、パネル左下の を押します。
文字組み変更が生じやすいところ、生じにくいところ
「文字組み更新」パネルは、ごくわずかな文字位置の変更も検出します。そのため、目視では確認が難しい箇所でも、変更点としてマークされることがあります。
テキストエンジンの刷新による影響の大きさは、文字組みの設定によって異なります。以下のケースでは、大幅な文字位置の変更は生じにくい傾向にあります。
- ポイント文字
- 「文字」パネルの「カーニング」設定がユーザー指定の値または「和文等幅」「メトリクス」に設定されたテキスト
一方、以下の組み合わせでは折り返し位置(改行位置)に変更が生じることがあります。
- エリア内文字
- 行揃え:均等配置(最終行左揃え)
- カーニング:オプティカルカーニング
このほか、ペアカーニングの調整量が大きいフォントでは、行末の文字が次行に追い出されることがあります。
「文字組み更新」機能に対するフィードバックのお願い
この「文字組み更新」機能を体験いただくためのサンプルデータをページ下部に用意しています。メインで使用しているフォントおよびカーニング設定により、2つのデータがあります。
- 源ノゴシック/メトリクスカーニング版
- ZEN角ゴシック/オプティカルカーニング版
使用にあたっては以下のご準備をお願いいたします。
- Illustrator・パブリックベータ版のインストール
- ドキュメントに使用されているフォントのインストール
ドキュメントにはAdobe Fontsのフォントが使われています。ファイルを開く際にアクティベートすることもできますが、アクティベート直後はテキストが正しく表示されないことがあります。この場合、使用フォントのアクティベートを確認後、ファイルを開き直してください。
サンプルファイルやお手持ちのデータで、Illustratorの強化されたテキストエンジンと「文字組み更新」機能をぜひお試しください。
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