筑波大学にて教職員向けのAdobe Expressセミナーを実施。大学全体のクリエイティブリテラシー向上を推進
Creative Cloudのクリエイティブツールはプロだけが使うものではありません。学生はもちろん、生徒や児童のみなさんも、早くからクリエイティブスキルを身につけることで、より有利に、早く自身のステップアップに繋げることが出来ます。
2024年10月30日(水)、筑波大学の教職員向けに、「Faculty / Staff Development Adobe Expressを用いたビジュアルコミュニケーションの深化」と題したセミナーを実施しましたのでご紹介します。
セミナーには約40名の同大教職員のみなさんが参加
セミナーには約40名の教職員の方々にご参加いただきました。
「Faculty / Staff Development」とは、大学や教育機関において教職員のスキルや能力を向上させるための教育・研修プログラムやサポート活動を指します。
情報伝達様式が文字・音声からビジュアルに変化し、ビジュアルを意識したコンテンツ需要が大幅に増大し、特に生成AI技術の活用も含むビジュアルコミュニケーションの育成が重要になりつつある昨今、Adobe Expressを同大の教育環境で当たり前の道具のひとつとして活用することを目的として、本セミナーは開催されました。
Adobe Expressの基本機能をデモを通じて紹介。直感的な操作で誰でも簡単に魅力的なコンテンツ作成が可能に
セミナー前半ではAdobe Expressの基本機能を紹介
Adobe Expressは、デザインの知識がなくても誰でも簡単に魅力的なコンテンツを作成できるデザインアプリです。豊富なテンプレートと素材が揃っており、直感的なドラッグ&ドロップ操作で、チラシやロゴ、SNS投稿用の画像や動画、Webページなどが簡単に作成できます。
セミナーの前半では、アプリの豊富なテンプレートや編集画面の基本機能の紹介を行い、文字入力方法や多彩なフォントについてデモを交えながら紹介しました。参加者のみなさんが熱心に情報を吸収されている様子が印象的で、Adobe Firefly技術を搭載した生成AIによる画像生成機能を紹介すると、すぐにご自身のパソコンで操作を試される姿が見られました。
Adobe Express についてはこちら
https://www.adobe.com/jp/express/
Adobe Expressの最新機能はこちら
https://helpx.adobe.com/jp/express/whats-new/new-features/whats-new.html
集中して自身のパソコン画面に向かう参加者
シンプルなインターフェースで動画制作もスムーズに。多言語翻訳機能でグローバルな情報発信力を強化
動画編集には自動字幕機能に加え、翻訳機能も備わっている
Adobe Expressの動画編集ツールは、シンプルで分かりやすいインターフェースを備えており、複雑な操作を必要とせずに動画編集が行えます。トリミングや長さの調整、テキストや音楽の追加といった基本操作が直感的にできるため、専門知識がなくてもすぐに動画制作を始められます。SNSやマーケティングに最適化された多様な動画テンプレートが用意されており、制作時間を大幅に短縮できる点も魅力です。
また、動画の音声を自動で認識して字幕を生成する機能があり、長い動画でも字幕入力の手間を大幅に省けます。今回のセミナーで特におすすめしたのが「自動翻訳機能」です。翻訳ボタンから翻訳先の言語を選ぶだけで、字幕を自動的に翻訳・反映してくれます。この翻訳機能を活用することで、グローバル向けのコンテンツや多言語対応の動画を簡単に作成することが可能です。
デモンストレーションでこの機能をご紹介すると、会場からは驚きの声が上がり、その利便性を感じていただけたかと思います。
セミナー内容をメモを取ったり画像に記録するなど参加者の学習意欲が窺えた
セミナー後半ではAdobe Expressを使ったポスター制作を演習
セミナー後半では、Adobe Expressを使ったポスター制作演習にチャレンジしていただきました。参加者のみなさんは集中してクリエイティブ作業に取り組み、完成した作品の発表会では、そのクオリティの高さに大変驚かされました。
今回のポスター制作を通じて、Adobe Expressの使いやすさと自由度の高い操作性、短時間でデザインが完成する効率性を体感していただけたかと思います。このアプリを活用することで、日々の業務の効率化が進み、教職員のみなさんが本来の業務やその他の重要なタスクにより多くの時間を割くことができるでしょう。また、Adobe Expressを使ったクリエイティブ作業は、デジタルスキルの基礎を学ぶ機会としても、職員のスキル向上に寄与するはずです。
自分のパソコンを使ってAdobe Expressを実践。クオリティの高い作品が仕上がった
演習中に機能や操作に質問があるときは、すぐさま講師がサポート
クリエイティブツールの活用で「国際性」と「学際性」を両立。多様な教育と個性を育む学習環境を推進
本セミナーを企画された、筑波大学 副学長・理事 加藤光保先生
筑波大学は、学生の個性を伸ばし、「国際性」と「学際性」を二本柱として人材育成に力を注いでおられます。同大学の副学長・理事である加藤光保先生は、「学生には、自らの問題意識をもって大学のさまざまなリソースを活用し、学問を深めていってほしい。大学のさまざまな業務の質向上や職員のスキル向上にもつながることを願っています」と語ります。今回のセミナーは、まず教職員が積極的に学び、学生に向けたクリエイティブな環境づくりに貢献してもらいたいという想いで実現しました。
セミナー後のアンケートには、「楽しく簡単にセンスの良いポスターが作成できて、最高です」「感覚的に利用できる点が素晴らしい」など、Adobe Expressの自由で直感的な操作性を評価された声が多く寄せられました。また、「職場でデザインツールのスキルを強化するのが課題だったので、教えていただいた内容を活用していきます」「業務でポスターを作成する機会が多いため、学んだ内容を活かしたい」「簡単に良いポスターが作れるノウハウがとても参考になった。部署にも持ち帰って共有したい」など、具体的な活用意欲を感じる声も多く、今後の業務に役立つ手応えを感じていただけたのではないでしょうか。
セミナーに参加いただいた加藤先生と教職員のみなさん
本セミナーを通じて、デザインとコンテンツ制作の効率化やクオリティの向上を実感していただけたことと思います。直感的な操作性と豊富な機能により、教職員のみなさんの日々の業務やプロジェクトで、より効果的で魅力的な情報発信が可能になるでしょう。学生の多様な個性を尊重し、伸ばしながら人材を育成する教育環境の実現において、Adobe Expressは強力なパートナーとなるはずです。ぜひご活用ください。
アドビは学校教育におけるクリエイティブスキル向上をサポートします。