進化するアドビ製品とともに効率化を実現する「MX Creative Console」|ユーザー視点から見たデバイスの魅力と可能性
クリエイター向けに設計された株式会社ロジクール(以下、ロジクール)の左手デバイス「MX Creative Console」は、作業効率を大幅に向上させるツールです。
アプリケーションごとに異なるプロファイルを自動的に認識し、最大135種類のアクションをボタンに割り当てることが可能です。ドラッグ&ドロップで直感的にカスタマイズでき、Photoshop、Premiere Pro、Illustratorなど主要なアドビ製品とシームレスに連携します。この機能により、クリエイティブのプロセスに必要な操作を素早く実行でき、作業効率を向上させます。
この記事では、アドビ製品を使用するクリエイターにとって、このデバイスがどのように役立つのか、その魅力を、Adobe Community Evangelistのパパさん(@StudioT_ppp)にお話を伺いました。
ロジクール「MX Creative Console」の製品情報はこちら
Adobe Community Evangelistのパパ氏
アドビのアプリごとの豊富なプリセットと、ドラッグ&ドロップで完結する簡単な設定。初心者でも使いやすいユーザーフレンドリーな使い勝手
最大135種類のアクションをボタンに割り当てることが可能。主要なアドビ製品とシームレスに連携している
パパさんは、セミナー講師やイベント登壇、書籍の出版や、YouTube配信でアドビ製品のTipsやチュートリアルを多くの人に伝えるなど、その活躍は多岐にわたります。
「左手デバイスは、自分好みのカスタマイズのしやすさが非常に重要ですが、この製品の設定は本当に簡単でした。この点はとても親切な設計だと思います。ドラッグ&ドロップでカスタマイズする設定行為自体が“楽しい”と感じます。プロファイルが初期設定されているので、アドビ製品を使っている方や、初めて左手デバイスを使う方も、すぐに使い始めることができると思います。アイコンや演出の可愛いらしさも、この製品の魅力の一つだと思いますね。
アドビ製品以外の色んなアプリでも使えますし、しかもその設定が簡単。これがこの製品の最大の特徴だと思います。」
画面を見ながら直感的な操作でカスタマイズ設定できる簡単さは、初めて左手デバイスを使う人にとっても、チャレンジやすいデバイスといえるでしょう。製品独自のUIや見た目の演出の楽しさも、使うこと自体がモチベーションにつながるのではないでしょうか。
ディスプレイキーの設定画面。必要なアクションをドラッグ&ドロップすることで設定できる
「MX Creative Console」を使ってスムーズな操作で画像編集を行うパパ氏
アプリをIllustratorに切り替えるとボタンがオレンジ色に変わる、アドビユーザーには嬉しいUI設計
自由自在なカスタマイズで自分らしい操作感を実現
左手デバイスは、グラフィックデザイン、写真編集、映像編集などにおいて、クリエイターが日常的に行う細かな調整やツール操作を感覚的な操作で効率化し、スムーズに行えるようサポートします。
パパさんは、「MX Creative Console」の操作性や機能性にどのような利点を感じているのでしょうか。
「左手デバイスは、使う人との“相性”がとても重要だと思います。どのようなツールを使い、どのような操作を行うかによって、適切なデバイスは変わってきますが、この製品は自分に合っていると感じました。例えば、取り消し、やり直し、ズーム等の基本的な操作についてはとても便利です。一方で、僕はPhotoshopを使用する際はパス操作を多用するため、操作感には特にこだわります。また、色の調整を行う場合は非破壊編集を前提にしているので、自分で設定をカスタマイズして作業しやすい環境を整えています。
ダイヤルパッドが分かれているのも自分にとっては好ましい仕様ですね。アプリをまたいで説明するセミナーでも、切り替えが迅速なので、スイッチャーとしても十分に活用できます。」
自分好みのカスタマイズをデバイスに施すことで、編集中の左手は、ほぼ「MX Creative Console」に固定される
「今後のアップデートでは、ChatWorkなど日常的に利用するコミュニケーションツールにも対応して欲しいですね(※)。対応アプリの幅が広がることで、業務効率がさらに向上し、業務においては欠かせない存在となるのではないでしょうか。」
昨今、仕事をする上では必須となったコミュニケーションアプリですが、複数のアプリを使っている方も少なくないでしょう。アプリは異なるが操作感を統一できるという点で、この左手デバイスが活用できるよう、仕事環境の進化にも追随していって貰いたいと、パパさんは期待を寄せました。
(※)2024年12月現在、Options+マーケットプレイス上で 26のプラグインまで拡大。今後も月に1-2回のペースでプラグインが追加されていく予定。なお、Chatworkやプラグインにまだ対応していない他のアドビアプリでも、特定のコマンドやアクションをキーパッドに割り当てをする等して使用する事は可能
ダイヤルパッド(左)とディスプレイキー(右)の、ふたつのデバイスで構成されている
「MX Creative Console」は、ディスプレイキーとダイヤルパッドの、二つのデバイスで構成されていることも特徴的です。左手デバイスのビギナーからプロフェッショナルまで、物理的なカスタマイズで段階的に使い分けることができることも、この製品の使いやすさの一つでしょう。
「MX Creative Consoleを使うには、初心者の方はやはり慣れるには少し時間が必要です。しかし、それは他社製品と比べても大きく差があるわけではありません。初心者の方はいきなり二つを使うのは大変だと思いますが、まずは一つから使い始めて、基本的な操作(ズームや取り消しなど)に活用するだけでも、時短や効率化に大きく繋がると思います。」
Adobe MAX 2024リリースでさらに進化したアドビ製品。今後のクリエイティブワークを見据えたデバイスの活用を
Photoshopに搭載された、Adobe Firefly Image 3 Modelの進化を高く評価するパパ氏
2024年10月14日~16日、米国フロリダ州・マイアミで「Adobe MAX 2024」が開催され、Creative Cloud全体で100以上の画期的なイノベーションを発表しました。中でも注目されたのは、「Adobe Firefly」技術が搭載された様々な生成AI機能ですが、パパさんにその所感をお聞きしました。
「僕としては、Photoshopに搭載された、Adobe Firefly Image 3 Model は、待ちに待っていたアップデートです。来たぜ!と思いましたね。“生成塗りつぶし”と“生成拡張”の精度と安定性が格段にあがって、仕事でも使えるレベルに進化してくれたことはとても嬉しいです。セミナーで生成AIを失敗したときの言い訳もしなくてよくなりますしね笑
あと、Adobe MAX 2024で大きく注目された、Illustratorのパス上オブジェクト機能はとても良いと思います。他のクリエーターの使い方を見ても、この機能の可能性を実感しています。」
画像編集、アイデア出し、3Dデザインなどの分野で、Adobe Photoshopが強力なイノベーションを発揮
https://blog.adobe.com/jp/publish/2024/10/14/cc-photoshop-delivers-powerful-innovation-for-image-editing-ideation-3d-design-more
Adobe IllustratorとAdobe InDesignのクリエイティブプロフェッショナル向け最新機能
https://blog.adobe.com/jp/publish/2024/10/14/cc-even-more-speed-precision-power-get-started-latest-illustrator-indesign-features-creative-professionals
パパさんによる、Photoshopの「生成塗りつぶし」で作られた白いウサギ(上)、「生成拡張」で作られた女性の姿(下)
最後に、アドビ製品の進化とともに、「MX Creative Console」を活用することでクリエイティブワークはどのように進化するのか、また、アドビ製品を使用するクリエイティブの現場でこのデバイスが持つ優位性について、意見を伺いました。
「アドビのアプリはますます便利になり、操作もシンプルになってきています。そのため、一つの作品を制作する際に複数のアプリを使い分けることが、今後は当たり前になっていくでしょう。こうした環境において、左手デバイスを使ってアプリ間をスムーズに切り替えられることは、大きなメリットだと感じます。アプリが進化し、ツールの切り替え頻度が増えているいま、このデバイスの操作性が作業時間の短縮につながる点は、クリエイターにとって非常に価値のあることだと思います。」
ロジクールの「MX Creative Console」は、左手デバイスの初心者からプロフェッショナルまで、幅広いユーザーに対応するデバイスです。その直感的な操作性、豊富なカスタマイズ機能、そしてアドビ製品との高い互換性は、クリエイターの生産性と創造性を大幅に引き上げます。
ぜひこのデバイスをチェックして、みなさんのクリエイティブ環境を進化させてください。
パパさんのYouTube動画で「MX Creative Console」を詳しく紹介されていますので、是非こちらもご覧ください。