新ビジネススキル「生成AI活用力」を身に付けるには
プレゼンのうまさ、交渉を有利に進めるテクニックなどを含むコミュニケーションスキル、チームの力を引き出すマネジメントスキル、基本的なPCスキル、さらには経理、法務、マーケティングなど、仕事の内容に応じて求められる専門的なスキルなど、ビジネススキルには様々なものがあります。
ここに新たに加わろうとしているスキルがあります。それが AIを活用するスキル です。
AI活用と聞くとIT部門やシステムエンジニアに求められる専門的なスキルを思い浮かべるかもしれません。しかし、今回取り上げたいのは、日常的な業務の中で役立つより汎用的なスキル。「生成AI」を使いこなすスキルです。
このブログでは、生成AIをどのように活用していくべきか、オンラインセミナー「-文書と会話する時代へ-日本語対応されたAcrobat AIアシスタントで圧倒的な業務効率を実現」の内容をピックアップしつつ、ご紹介いたします。
生成AIを使いこなせるかが生産性のカギ
生成AIに関する説明は、もう不要かもしれません。念のために説明すると、テキストや画像、音声、動画、さらにはプログラミングのソースコードなどを自動的に生成するAIのことです。うまく使いこなしている人は、プレゼン資料や契約書などの文書の下書き、SNSへの投稿文やイラスト、パンフレットのデザインなどの素案の作成など、様々な作業に生成AIを活用し、業務の効率化や高度化を図っています。今後、生成AIを使いこなせる人とそうでない人との間には、大きな生産性の差が生まれると考えられます。
では、どのような作業に、どの生成AIを活用すれば、高い成果につながるのでしょうか。
現在のビジネス環境を見渡すと多くの人が情報の多さに追われています。今週、みなさんは何通のメールを受信して、そこにいくつのファイルが添付されていましたか。ある調査によると、知識労働者は目当ての情報を探し出すのに、かなりの時間をかけているそうです。
ならば、この情報の探索を生成AIに手伝ってもらうのはどうでしょうか。
要約とアシスタントで情報探索を支援
アドビが2025年2月に日本語版を発表したAcrobatの生成AI機能「AIアシスタント」は無償の「Acrobat Reader」と有償の「Acrobat」どちらにおいてもAdd-on形式で利用できる生成AIベースの対話型エンジンです。
持っている機能のメインは「要約」と「アシスタント」。まず「要約」は、何ページもあるようなPDF文書も要約を生成して、概要をつかめるようにします。次に「アシスタント」は、文書の内容について、知りたいことを質問すればAIアシスタントが回答してくれます。単独の文書だけではなく、ファイルを追加して複数の文書を対象にしながら、質問を投げかけることもできます。この2つの機能で「AIアシスタント」は、情報の効率的な探索を支援します。
どんな要約が生成されるのか。どのような質問に、どのように回答してくれるのか。自分の目ですぐに確認したいという人は、ぜひオンラインセミナー「-文書と会話する時代へ-日本語対応されたAcrobat AIアシスタントで圧倒的な業務効率を実現」のデモを見てみてください。
これらの機能を有効活用すれば、様々な仕事の中にある情報の探索を効率化できます。例えば、営業なら、顧客企業のIR資料や中期経営計画書を要約して要点を素早く把握。さらに「力を入れている領域は?」「新製品の影響は?」といった質問を投げかけて内容を深く理解し、さらに自社の製品資料も対象に加えて質問を重ね、提案の方向性を練っていくということもできるでしょう。もちろん、長い文書の中からピンポイントで情報を得たいなど、より汎用的な使い方もできます。

生成AIをビジネスで使うには、情報漏洩やハルシネーションへの対応も意識しなければなりませんが、「AIアシスタント」は、ユーザーデータを生成AIモデルの学習に利用しませんし、インターネット上の情報ではなくPDF内の情報のみを対象として要約を生成するため、情報の信頼性を担保できます。
気になる費用について、AIアシスタントは、Acrobat ReaderおよびAcrobatのデスクトップ版、webアプリ、モバイル版アプリおよびブラウザ拡張機能において、月額680円からの追加のサブスクリプションで利用できます。
いち早く利用を開始し、使いこなしのコツを蓄積していくことが生成AIで生産性を上げる1つのポイントです。オンラインセミナー「-文書と会話する時代へ-日本語対応されたAcrobat AIアシスタントで圧倒的な業務効率を実現」では、そのための様々なヒントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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