ボドゲbyアドビアプリ「ボードゲームを通じて、“やりたい”が出来る」|ACLCコミュニティ紹介
Adobe Community Leaders Club(以下、ACLC)は、クリエイティブ業界をリードするコミュニティの活動を支援し、その取り組みを広めるためのプラットフォームです。各コミュニティが実施するイベントやプロジェクトの活動レポートを発信し、学びや交流の機会を提供することを目的としています。
今回は、Adobe Community Leaderの東郷源さん(@gen_togo)が主催する「ボドゲbyアドビアプリ」をご紹介します。
Adobe Community Leaders Clubについて
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/roc/adobe-community/leaders-club.html
2025年6月29日、アドビオフィスの会議室を使って開催されたイベントの様子
アドビのアプリで創って、遊んで、繋がる。それが「ボドゲbyアドビアプリ」
「ボドゲbyアドビアプリ」は、Adobe Illustrator、Adobe Express、Photoshop、Adobe Frescoなどを活用してオリジナルのボードゲームを制作し、楽しむコミュニティです。2024年に発足し、現在は50名以上のメンバーが参加。初心者から上級者までが楽しめるワークショップや制作イベントを展開しています。
日頃の活動はDiscordを通じてアイデアを出し合い、仲間同士の交流をしながら、ゲーム制作を進めています。
PhotoshopとIllustratorを使って作られた、ボードゲーム「GOHAN OYATSU WARS(ゴハンオヤツウォーズ)」
ボードゲーム制作の各プロセスでは、アドビのさまざまなアプリが活用されています。
Illustratorによるカードやボードのレイアウトデザイン、Photoshopを使ったイラストや背景の加工、Adobe Frescoで描く素材作り、Adobe ExpressによるPR用の画像や動画制作など、活用方法は多岐にわたります。
制作を進めるなかで、自然とアプリのスキルが身につくだけでなく、アイデアが少しずつ形になり、仲間とともに完成させたゲームで実際に遊ぶときの達成感は、この活動ならではの醍醐味です。
また、リアルで開催されるイベントでは、「ボードゲームのデータはどう作るの?」「入稿データはどう準備するの?」といった疑問に応える、実践的なスキル共有も行われています。
印刷会社とのコラボレーションにより、入稿時の注意点を学んだり、実際の印刷現場に触れる機会があったりと、リアルなものづくりの現場を体感できるのも特徴のひとつ。さらに、印刷会社から提供された廃材を活用してトレーディングカードを制作するなど、創意工夫にあふれた取り組みも展開されています。
和やかな雰囲気で進むチームディスカッション
「ボードゲームをもっと気軽に、もっと自由につくれる人が増えてほしい」
そんな思いから、How to の共有だけでなく、“つくる楽しさ”や“表現するよろこび”を重視しているのがこのコミュニティです。
デジタルスキルを高めながら、アイデアをカタチにしていく。ゲームを通して、クリエイティブの可能性を広げていく。「ボドゲbyアドビアプリ」は、そんな活動を実現する場となっています。
主役は「みんな」。やりたい気持ちを後押しする場
このコミュニティの大きな魅力は、「やりたい」という想いがすべての出発点になっていること。
東郷さんは、「リーダーが引っ張る」というよりも、「みんなで進める」スタンスを大切にしています。困っている人がいれば自然と助け合い、誰かの思いつきが誰かの“やってみたい”につながる。そんな空気感の中で、自発的な創作活動が生まれています。
イベントの場では、東郷さんの明るく通る声とフレンドリーな人柄がその場を包み、自然と笑顔が広がります。コミュニティ全体の雰囲気もとてもフラットで、初めての人でもすぐに打ち解けられる空気があることも、魅力のひとつです。
「アドビのアプリを使っている人や、ボドゲを好きな人、色んな人に参加いただき、繋がりができることが嬉しいです。」と語る、東郷源 氏
「“ゲームがある”から、人が集まるんです」と、東郷さんは話します。
東郷さんは2〜3歳の頃からボードゲームに親しみ、社会人になった今でもその魅力に惹かれ続けているそうです。それほどまでに夢中になる理由とは、何なのでしょうか。
「ボードゲームは、ただの遊び道具という訳ではありません。テーブルを囲むことで自然と距離が縮まり、会話が生まれ、人と人とのつながりが育まれていきます。“一緒にゲームをする”という目的が、自然にコミュニケーションのきっかけをつくってくれるんです。物理的な距離が近くても、ゲームを通じて心の距離がむしろ心地よくなる。数時間ともに過ごすうちに会話が弾み、気づけば自然と関係性ができあがっている。それが、私にとってとても魅力的なんです。」
このコミュニティには、アドビのアプリに興味がある人、ボードゲームが好きな人、ものづくりを楽しみたい人など、それぞれの“好き”を持った人たちが、自然と集まってきます。そうした人と人のつながりを育む場所こそが、このコミュニティの存在意義なのでしょう。
ボードゲームは大人から子どもまで誰でも楽しむことが出来る
最近では、コミュニティ活動をきっかけに東郷さん自身が大判プリンターを購入し、自宅でゲーム素材を出力できるように。その環境が契機となり、展示会の印刷業務を受託するまでに発展したといいます。「やりたい」という気持ちから始まった活動が、実際の仕事へとつながっていく——その実体験こそが、このコミュニティの持つ可能性を物語っているのではないでしょうか。
「好き」を出発点に。5%の共感から生まれる仲間たち
幕張メッセで開催された「ゲームマーケット2025春」へ出展
「ひとりじゃ描けないことも、誰かと一緒なら“できる”に変わる。リーダーも、すべてを完璧にこなす必要はありません。“やりたい”という気持ちさえあれば、それがもう一歩目です。」東郷さんはそう言います。
「万人に共感されなくても、5%でも共感してくれる人がいれば、立派なコミュニティになる」そんなマインドが、この活動の原動力になっています。
「コミュニティは、ひとりでは作れないもの。誰かと関わることで、自分の中にある“やりたい”が言葉になり、やがて形になっていく。そんな場所を、これからも作っていきたいと思っています。」
自分の「好き」を表現したい人。仲間と一緒に、何かをつくってみたい人。アドビのアプリを使って、クリエイティブの世界に触れてみたい人。あなたのその想いが、未来のコミュニティの種になります。ぜひ、その一歩を踏み出してみてください。
ボドゲbyアドビアプリ
https://note.com/bodoge_by_adobe
Adobe MAX Japan 2025での「ボードゲーム」コーナーは参加者同士の交流の場に
Adobe Community Leaders Clubは、単なる情報交換の場ではなく、共に学び、成長し、業界を盛り上げるためのコミュニティです。あなたの経験やアイデアが、次世代のクリエイターにとって大きな刺激になるかもしれません。
「クリエイティブの力をもっと広めたい」「自分のスキルを活かして誰かの役に立ちたい」——そんな想いを持つあなたこそが、このコミュニティの未来を作るリーダーです。
ぜひ一緒に、新たな価値を生み出していきましょう!
Adobe Community Leaders Clubについて
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/roc/adobe-community/leaders-club.html
「Creator Connect」で新しい自分に出会おう!
アドビが審査したコミュニティが集まる、クリエイターのためのポータルサイト「Creator Connect」は、クリエイターのみなさんが繋がり、学び、成長するためのコミュニティに出会う入り口です。ぜひ新しい仲間と出会い、新しい自分を発見してください。
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あなたの興味や目的に合わせて、最適なコミュニティを簡単に見つけることができます。
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過去のイベントレポート記事で、コミュニティの雰囲気を事前に知ることもできます。
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