クリエイティブカレッジを陰で支える映像職人。厳しい表情の裏に隠された講師への思いやりとは|講師インタビュー番外編:アテイン株式会社

クリエイティブカレッジ講師の本音トークをお届けしている「クリエイティブカレッジ 講師インタビュー」シリーズ。今回は番外編として、講座の動画制作などでクリエイティブカレッジを陰で支えてくださっているアテイン株式会社にスポットを当てます。クリエイティブカレッジの講座収録に何度も立ち会ってきた中で、私がいつも頼りにしている存在。それが、ディレクター・石田知志さん。講師ではないけれど、講座の“質”を支える裏方のプロフェッショナルです。

今回は、そんな石田さんに、収録の裏側や講師とのやりとり、そして「クリエイティブとは何か」について、じっくりお話を伺いました。

eラーニング制作に特化したプロフェッショナル集団

アテイン株式会社は、eラーニング制作に特化した企業。企画から撮影、編集、配信までを一貫して自社で行っており、多言語対応も可能な体制を整えています。

石田さんはその中でも、企画・台本・翻訳・レビュー・ディレクション・ライブ配信・映像編集・プレゼンまで、幅広く担当。まさに“何でも屋”として現場を支えています。

「字が汚い」がこの世界に入るきっかけ?

クリエイティブなことから技術的なことまで、アテインさんの業務の中で一人何役もこなす石田さん。石田さんのキャリアは、意外なところから始まっていました。

「大学ではフランス文学を専攻していました。卒業後はアパレル業界に就職して、全く今の仕事と結びつかないんですが、私は字を書くのがすごく下手なんです。それで当時パソコンが出てきて、これで字を書かなくて済むと思い、そこから一生懸命勉強してパソコンの講師になったんです。その後、衛星放送の講義配信に関わる中でアテインと出会い、当時の社長から声をかけられて入社して、今に至ります。なので、この世界に入るきっかけは、『字が汚かった』ということになりますかね」

見る人を長く惹きつけておけるコンテンツ

アテインさんとの最初の出会いは、クリエイティブカレッジの前身である『アドビことはじめオンライン講座』を展開していた頃。講座をもっと良くするヒントを求めて、石田さんに話を聞きに行ったのが始まりです。

「当時のコンテンツは、1回完結の単発型ウェビナーで、少し場当たり的な印象がありました。見てくれる人が、次も見たいと思えるような仕掛けが足りないなと感じていたんです。そこで、収録現場に来られた知留間校長と 『どうすればもっと続けて見てもらえるか』『改善点はどこか』 という話をじっくりしました。やはり長続きする企画として存続させるためには、見る人を長期に渡って惹きつけておける仕組みを作らなければ、といった提案をしました。そこから知留間校長の頭の中で、クリエイティブカレッジの構想が急速に走り始めたのではないでしょうか」

まさにその通りです。このアテインさんのアドバイスが、現在のクリエイティブカレッジの構想につながる大きなきっかけになったことは間違いありません。

講座動画ができるまで

講座の要となる動画は、どのようなプロセスで作られているのか。収録現場に何度も立ち会ってきた私にとっても、石田さんの仕事ぶりには毎回驚かされます。

「まず、講師の方から講座で使用するテキストやスライドが届くので、それをファクトチェックします。内容に不備があれば改善の指示を出して、事前に講師の方とすり合わせをしてから収録に入ります。

収録当日は、基本的にリハーサルなしで本番に入ります。事前に問題点を潰しておくので、スムーズに進められるんです。収録が終わったら、編集担当がそれぞれ作業に入りますが、本数が多いときは僕も編集に加わります」

どんな時でも石田さんは淡々と、でも丁寧に作業を進めていて、まさに“職人”です。

講師それぞれの持ち味をどう引き出すか

クリエイティブカレッジの講座やオフィスアワーなどのライブ配信は、すべてアテインさんのスタジオで収録しています。講師の個性は本当にさまざまで、収録現場では毎回違った空気が流れます。

「講師の方の持ち味というか、その人の魅力をどう引き出すかが一番大事だと思っています。中には話すことに慣れていないクリエイターの方もいらっしゃるんですが、僕自身が講師経験を活かして、ちょっとしたアドバイスをすることもあります。

ただ、こちらから一方的に指示を出すというよりは、その人が一番やりやすい方法を一緒に探すようにしています。だからこそ、収録の雰囲気や環境づくりにはすごく気を使いますね」

講師のピンチを救った「二人羽織」

収録現場には、急なトラブルはつきもの。これまで、何か印象に残っているエピソードはありましたか。

「ある講座の収録で、講師の方が使うパソコンが壊れてしまい、急いで代替えのパソコンを探しました。ところが、普段使っているパソコンがWindowsで、代替えのパソコンはMacしかなかったんです。慣れていないため操作がぎこちなくなってしまうので、講師の方がいかにも操作しているように見せて、実はその下で私が操作をするという 、『二人羽織』状態で収録 を続けたことがあります。まわりで心配そうに身守る人もいれば、笑いを堪えている人もいたりして、それでもなんとか収録を終えることができました」

普段は厳しい表情で仕事をこなしている石田さんですが、本来はとても優しく、思いやりのある方で、収録中に講師たちのピンチを何度も救っていただいています。クリエイティブカレッジ関係者の誰もが頼りにしている存在です。

クリエイティブとは「贅沢」

最後に、石田さんにとっての「クリエイティブとは何か?」を聞いてみました。

「クリエイティブって、すごく贅沢なことだと思うんですね。例えば、農業は人が生きていくために必要なものですが、クリエイティブは必ずしも必要なものではないし、誰もがやらなければならないことでもない。だけど、クリエイティブを提供する人がいて、それを受け入れる人がいて、そこで需要と供給が成り立っている。そう考えると本質的なものというよりは、贅沢なものに属するんだろうなと思います。クリエイティブがあるから物事が美しく見えたり、面白く感じられたり、世の中を豊かにしていることは間違いないですからね」

クリエイティブカレッジは、講師の方々だけでなく、アテインさんのような映像のプロフェッショナルをはじめ、さまざまな分野の専門家に支えられて成り立っています。講座が見やすく、聞きやすく、そして安心して学べるのは、こうした“裏方の力”があるからこそ。これからも、楽しく、そして学びが深まるコンテンツをお届けしていきます。ぜひ、あなたもその一歩を一緒に踏み出してみませんか?

石田 知志

アテイン株式会社 取締役 ディレクター|株式会社 A-flat 代表取締役|農業動画 週末畑.comの運営|Adobe Community Experts。趣味は、音楽、バイク、お遍路。

カレッジの舞台裏を投稿しています。

X: https://x.com/sl_satoshi

アテイン株式会社

1992年創業。20年以上にわたりeラーニング教材の制作を手がける。自社スタジオと編集環境を完備し、企画から撮影・編集・配信まで一気通貫のサービスを提供。2014年より制作を開始した日本語eラーニングは、11カ国語に翻訳され、164カ国、15万人が利用。

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