アドビの動画生成 AI モデル「Adobe Firefly Video」は、ブラウザーさえあれば場所を問わずに動画のアイデアを追求できる手軽なクリエイティブツールです。商用利用を念頭に開発された安全性と、様々なアプリやサービスと連携する利便性も兼ね備えています。
そんな Firefly Video の基礎知識から活用法まで、今日から始められるポイントを一挙に解説してくれたのが Adobe Firefly Camp Special 2025 のセッションに登壇した大須賀淳氏です。この記事は、セッションで紹介された主要なトピックをピックアップしてお伝えします。
Firefly Video の基本的な使い方
Adobe Firefly web 版の「動画を生成」の最新版は、様々なパートナーモデルを選択できるようになりました。それぞれのモデルに得意分野がありますが、アドビの動画生成 AI モデルである Firefly Video の 特徴は、プロンプト以外にも生成する動画の見た目を指示する手段が豊富にあることです。
まずは一つ例を見てみましょう。下の動画は「ヒップホップダンスを踊る猫。」と短めのプロンプトだけで生成した動画です。あとは Firefly Video 任せです。
生成する動画のビジュアルをより具体的に指定したいとき、Firefly Video は最初のフレームとして事前に用意しておいた画像を指定できます。次の動画は、生成した画像を最初のフレームに指定して生成したものです。上の動画と比較すると、背景や服装まで細かにつくり込まれています。これは、プロンプトによる指定だけでは難しいものです。
Firefly Video の「スタイル」は、生成する動画のテイストを指定するオプションです。事前に用意されている 10 種類のプリセットからイメージに近いものを選択すると、メインの被写体、背景、光と影などを、その世界観に合わせて描いてくれます。プロンプトで指定しようと思うとなかなか難しい表現でも簡単に実現できます。