Premiere Proの文字起こしベースの編集が、HPAアワードの優秀技術賞を受賞
先月、HPA(Hollywood Professional Association)アワード委員会の選定による2023年度優秀技術賞(Engineering Excellence)の受賞者が発表され、Adobe Premiere Proの文字起こしベースの編集が受賞しました。この賞は長い歴史を持つ、メディア、コンテンツ、プロダクション、フィニッシング、配信、アーカイブ分野における優れた技術的および創造的な創意工夫を表彰するもので、AI搭載の文字起こしベースの編集機能が同賞を授与される栄誉を非常に誇りに思っています。
今年4月に、Premiere Proでの文字起こしベースの編集を発表しました。これは、テキストをコピーして貼り付けるのと同じくらい簡単にビデオを編集できる、革新的な新しいAI搭載技術です。文字起こしベースの編集は、クリップを分析して書き起こし、単語やフレーズを検索できるようにします。そして、文字起こしウィンドウで文章を切り取り、会話を入れ替えるだけで、ラフカットが自動的にタイムラインに作られます。文字起こしベースの編集によって、適切な会話を含む部分を見つけるために何時間もの映像を見る必要がなくなり、創造的なストーリーテリングに集中することができるようになりました。
文字起こしベースの編集は、編集者がよりスマートに速く作業するための取り組みの一例に過ぎません。編集者は今、短い納期でカラー補正を行い、音声をミキシングし、タイトルやエフェクトを追加することが期待されています。Premiere Proは、面倒で時間のかかる作業を減らし、編集により多くの時間を費やすことを可能にします。
HPAアワード委員会の皆様、この素晴らしい栄誉に深く感謝申し上げます。そして、コンテンツ製作にあたりアドビのツールを信頼し、創造的な作業に活用してくださっているすべてのクリエイターに感謝をお伝えします。次に何をお見せできるか、とても楽しみです。
Adobe Creative Cloudは、ストーリーテラーが創造力の限界を押し広げるのを支えています。オスカー受賞作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、エミー賞にノミネートされたFXの『一流シェフのファミリーレストラン』や『サタデー・ナイト・ライブ』などの人気番組から、大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』まで、アドビのビデオ製品群はエンターテインメント業界でもっとも信頼されるツールのひとつとなっています。
この記事は2023年8月17日(米国時間)に公開された”Adobe Premiere Pro’s Text-Based Editing winsHPA Award for Engineering Excellence”の抄訳です。