Creative Cloud最新情報をサクッと確認 MAX 2023アップデート
今年もAdobe MAX 2023が、ロサンゼルスで開催されました。キーノートやゲストスピーカーのトーク、そしてSNEAKSがライブで行われ、またその模様を全世界が同時に視聴するという、とてもエキサイティングなものでした!
今年の最大のトピックは、アドビの生成AI「Adobe Firefly」の進化とCreative Cloudの統合です。総メジャーアップデートです。製品ページやブログ、メディアを通じたニュースでたくさんの情報が発信されていますが、ここでは恒例の「まとめ」。Creative Cloudの最新情報を「さくっと」キャッチアップしたいというあなたのために、全部ひとまとめしました。
2024年版Creative Cloud関連リリース&ブログ
- アドビ、最新のAI技術を搭載した、より強力で高精度な Adobe Creative Cloudの主要アップデートを発表
- アドビ、 次世代のAdobe Fireflyモデルを発表
- アドビ、「Adobe GenStudio」を公開 - Adobe Fireflyモデルのカスタマイズ機能で企業のコンテンツサプライチェーンを加速
- Adobe Blog | AIが実現する次世代のクリエイティビティ
- Adobe Blog |クリエイティブの未来はAdobe Fireflyにあり〜新次元の創造性を解き放つ生成AIの新機能をご紹介
- Adobe Blog | Adobe Substance 3D 製品 2023 年 9 月のアップデート情報
もくじ
- Photoshop
- Illustrator
- InDesign
- InCopy
- Lightroom
- Lightroom Classic
- Adobe Camera Raw
- Premiere Pro
- After Effects
- Adobe Media Encoder
- Adobe Audition
- Character Animator
- Adobe Animate
- Adobe Bridge
- Adobe Fresco
- Adobe Express
- Adobe Stock
Photoshop
Photoshopデスクトップ版 2023年9月リリース(バージョン25.0)
- Photoshop で使用できるようになった「生成塗りつぶし」および「生成拡張」:Adobe Photoshop での作業で、Firefly を活用した機能の生成塗りつぶしおよび生成拡張のパワーを体験してください。商用目的で使用できるようになり、コンテンツ認証情報が自動的にオンになります。
- 削除ツールの新しい操作:オブジェクト全体にブラシをかける必要がなく、大きなオブジェクトも選択して削除できます。この更新により、オブジェクトをより素早く削除できるようになりました。
- マスクと切り抜きワークフローで、コンテキストタスクバーに新しい機能が追加:マスクと切り抜きワークフローで役立つ新しい機能が、Photoshop のコンテキストタスクバーに追加されました。
- その他の機能強化と変更:Photoshop 25.0 でプリセットの同期は廃止され、この機能は動作しなくなります。読み込み動作を最適化することで、Photoshop の起動パフォーマンスが向上しました。
Photoshop iPad版 2023年10月リリース(バージョン5.1)
- ピクセルレイヤー上の Adobe Camera Raw フィルターで魅力的な写真を作成:Photoshop iPad 版で作業している場合は、ピクセルレイヤー上の Adobe Camera Raw フィルターを適用して、魅力的な写真を作成できます。
Photoshop web版 2023年9月リリース
- Photoshop web 版を使用して創造性をレベルアップ:Photoshop web 版の効率的なオンラインインターフェイスに精通して、ブラウザーから直接使用できる Photoshop の最も一般的で正確な編集ツールおよび生成 AI 機能にシームレスにアクセスしましょう。
- 生成 AI 機能で画像を再構築:Firefly を利用し、Photoshop web 版にネイティブ統合された生成 AI 機能を使用します。シンプルなテキストプロンプトを使用して、画像のコンテンツを非破壊的に追加、拡張、または削除します。
- Photoshop web 版における基本的な編集コンセプトを学ぶ:レイヤー、選択範囲、スポット修正、色調補正という 4 つの基本的なコンセプトと、Photoshop web 版を使って様々な作業を行うために必要なツールについて説明します。
- 素早く編集するためのクイックアクション:非常に複雑な作業を実行して、「背景を削除」などのクイックアクションにより、簡単に画像を編集できる様々な方法を確認しましょう。Photoshop により、複雑な編集作業が魔法のようにワンクリックタスクに変わります。
- Web 上での他のユーザーとの共同作業:Photoshop を持っていない他のユーザーとシームレスに共同作業を行い、ファイルに関するフィードバックをアプリで直接簡単に受け取ることができます。
Illustrator
Illustratorデスクトップ版 2023年10月リリース(バージョン28.0)
- テキストからベクター生成 (Beta) を使用してベクターを作成する:生成 AI を活用すると、簡単なテキストプロンプトで編集可能なベクターグラフィックをすばやく生成できます。
- モックアップ (Beta) を使用して画像にベクターアートを適用:2D のラスタライズオブジェクトにベクターアートを追加すると、ベクターアートがオブジェクトの形状に合わせて自動調整されます。
- Retype (Beta) を使用して画像内の静的テキストを編集:ラスター画像とアウトライン化されたテキストから、使用されている静的テキストのフォントを識別し、ライブテキストとして編集します。
- スムーズ スライダーを使用してパスを単純化:スライダーを使用して、パスの滑らかさを調整します。
- レビュー用に共有 を使用して PDF ファイルへの共有可能リンクを作成:PDF ファイルへのリンクを直接作成して、フィードバックを求めることができます。
Illustrator web版(ベータ・英語版)
InDesign
InDesign 2023年10月リリース(バージョン19.0)
- 複数のテキストフレームのスタイルの自動設定、スタイルパックの作成および管理:スタイルの自動設定によりテキスト要素を識別し、書式の設定されていないテキストにスタイルパックを適用します。複数のテキストフレームを選択するか、キャンバスにテキストをペーストすることでスタイルの自動設定を使用します。プリセットのスタイルパックを使用したり、独自のものを作成および管理したりできます。
- 公開ドキュメント内のテキストを検索して分析をカスタマイズする:Publish Online で検索可能なテキストにより表示エクスペリエンスを改善できます。ドキュメントをオンラインで公開するときに Google Analytics を統合し、トラフィックとエンゲージメントを測定することもできます。
- JPEG および PNG の書き出しでのファイル名の接尾辞:JPEG および PNG の書き出しで、増分番号、ページ番号、ページサイズなどの動的文字をファイル名の接尾辞として追加すると、システム内でそれらを区別し、簡単にフィルタリングできます。
- スプレッドを隠す:選択したスプレッドを非表示にしてプレゼンテーションモードから除外し、PNG、JPEG、PDF(印刷)、または PDF(インタラクティブ)形式などのオプションを書き出します。
- デフォルトのシェーピングエンジンとしての Harfbuzz(World Ready Composer):World Ready Composer のデフォルトのシェーピングエンジンとして Harfbuzz を使用すると、インド言語および MENA 言語の字形の整形が改善され、正しくレンダリングされることがわかります。
InCopy
InCopy 2023年10月リリース(バージョン19.0)
- World Ready Composer のデフォルトのシェーピングエンジンとして機能する Harfbuzz:World Ready Composer のデフォルトのシェーピングエンジンとして Harfbuzz を使用すると、インド言語および MENA 言語のグリフの整形が改善され、正しくレンダリングされることがわかります。
Lightroom
Lightroom 2023年10月リリース(デスクトップ版 バージョン7.0、iOS版 バージョン 9.0、Android版 バージョン 9.0)
- ぼかし(レンズ)ツールを使用したぼかしの追加(デスクトップ版およびモバイル版):AI の技術を利用しているぼかし(レンズ)を通じて、写真の任意の部分に美的なぼかし効果を追加します。高価なカメラレンズを使用せずに、人気のボケ効果を簡単に実現できます。
- Lightroom での HDR 写真の編集および書き出し(デスクトップ版およびモバイル版):AVIF や JPEG XL など、業界標準の新形式で HDR 写真を編集および保存できます。これにより、画質を上げながらファイルサイズを縮小できます。また、Lightroom モバイル版で直接、HDR 写真を撮影および編集することもできます。
- Lightroom でローカルに保存された写真を編集(デスクトップ版のみ):Lightroom で、ローカルに保存された写真を読み込まずにアクセス、編集、および整理できます。お気に入りフォルダーをブックマークに追加し、画像を Lightroom クラウドに選択的にコピーできます。
- Lightroom の新しい編集エクスペリエンス(モバイル版のみ):合理的でより直感的な編集エクスペリエンスを備えた Lightroom モバイル版で、写真を簡単に編集できます。
- 新しいカメラとレンズのサポート(Lightroom):サポートされているプロファイルの詳細な一覧で、新しく追加されたカメラとレンズをご確認ください。
- その他の機能拡張および変更:その他の機能拡張については、詳しい新機能の概要を参照してください。
Lightroom Classic
Lightroom Classic 2023年10月リリース(バージョン13.0)
- ぼかし(レンズ)を使用してぼかしやボケを追加する:AI を活用したぼかし(レンズ)を使用して、背景または前景をぼかすと、画像に簡単に深度を追加できます。高価なレンズにお金をかけることなく、ボケ効果を実現できます。
- HDR での編集と書き出し:HDR を有効にして、画像をより鮮やかにします。新しい HDR 機能を使用すると、HDR 画像のすべての要素を編集してから、複数のファイル形式に書き出すことができます。
- ポイントカラーを使用した精度の高いカラーの編集:ポイントカラーを使用すれば、画像の他の領域に影響を与えずに、精密なカラー補正をコントロールできます。スペクトルが狭いカラーの色相、彩度、輝度を精密に調整します。
- パフォーマンスの向上:より迅速かつ円滑に処理ができるようになり、編集がさらに簡単になりました。全体的に複数のパフォーマンスが改善し、編集エクスペリエンスが向上しました。
- 新しいカメラとレンズのサポート:サポートされているプロファイルの詳細な一覧で、新たに追加されたカメラとレンズをご確認いただけます。
- その他の拡張機能:その他の機能拡張については、新機能概要の説明を参照してください。
Adobe Camera Raw
Adobe Camera Raw 2023年10月リリース(バージョン16.0)
- ぼかし(レンズ)ツールを使用したぼかしとボケの追加:AI を活用したぼかし(レンズ)を使用して、写真の任意の部分に美しいぼかし効果を追加します。高価なカメラレンズを必要とせずに、人気のボケ効果を簡単に適用できます。
- Adobe Camera Raw での HDR 写真の編集と書き出し:小さいファイルサイズでも高画質を実現する、AVIF や JPEG XL などの新しい業界標準の形式で、HDR 写真を編集および保存できます。
- ポイントカラーを使用したターゲットカラーの調整:ポイントカラーでは、色相、彩度、および輝度のすべてにおいて、柔軟なカラー選択および追加のカラー入力の微調整ができます。
- 新しいカメラとレンズのサポート:新たに追加されたカメラとレンズは、サポート対象プロファイルの一覧で確認できます。
- その他の機能強化:その他の機能強化については、詳細な新機能の概要を参照してください。
Premiere Pro
Premiere Pro 2023年10月リリース(バージョン24.0)
Premiere Pro は、これまで以上に高速かつ信頼性が向上しました。5 倍速なタイムラインパフォーマンス、新しいテキストベースの編集機能、より簡単で一貫性のあるカラー、その他多数のワークフローの機能強化を備えています。
Premiere Pro を更新するためのベストプラクティスについて説明します。
- タイムライン描画が 5 倍高速:新しい高性能タイムライン描画は、よりインタラクティブでレスポンシブが高く、非常にスムーズな編集とトリミングが可能です。
- 新しいテキストベースの編集機能:ワンクリックですべての一時停止を削除し、マルチチャンネルオーディオファイルを操作し、文字起こし表示をより細かく制御できるようになりました。
- カラー設定:カラー設定では、多くのカラーが 1 つのタブに表示されるので、迅速かつ簡単に変更を行って結果を表示できます。
- オーディオの自動タグ付け:オーディオファイルにダイアログ、音楽、SFX、アンビエンスのタグを自動的に付けると、エッセンシャルサウンドパネルにコントロールが表示され、プロフェッショナルなサウンドを作成するための最も関連性の高いツールにすばやくアクセスできるようにします。
- エフェクトマネージャー:互換性のないプラグインを迅速に特定、トラブルシューティングし、無効にしてシステムの安定性を向上させ、より早く操作に戻ることができます。
- 迅速な設定のためのプロジェクトテンプレート:プロジェクトをテンプレートとして保存すると、既に整理されたビン、シーケンスまたはアセットを使用して作業を開始できます。
- リカバリモードを使用したプロジェクトの復元:Premiere Pro が予期せず終了した場合に、開いているプロジェクトの最後に保存した状態の回復や復元が簡単にできるようになりました。
- 書き出しモードでのカスタム宛先の保持:書き出しモードでは、任意の プロジェクト内のすべてのクリップとシーケンスに対して、1 つのカスタム宛先設定を追加、編集、保持できます。
Premiere Pro ベータ版
- スピーチを強調:AI を使用して魔法のようにノイズを除去し、ダイアログの品質を向上させることで、プロフェッショナルなスタジオで録音されたかのように聞こえます。
- テキストベース編集でのつなぎの言葉:ワンクリックで「えー」と「えーっと」のつなぎ言葉を自動的に検索して削除します。
After Effects
After Effects 2023年10月リリース(バージョン 24.0)
- 次世代ロトブラシ:新しい AI モデルでは、これまで以上に迅速かつ正確にフッテージからオブジェクトを抽出し、必要な修正が少なくなります。重なり合うオブジェクトを追跡したり、髪の毛や透明度などマスクしにくいフッテージを操作する場合でも、美しいコンポジットを得るために結果を絞り込みます。
- OpenColorIO ワークフローの機能強化:エフェクト&プリセットパネルにある追加の OpenColorIO エフェクトにより、この業界標準のカラー交換ワークフローに柔軟性が追加されます。
- テキストスクリプトのサポート:テキストとフォント操作用の新しいスクリプトフックにより、複雑なテキストアニメーションワークフローを操作する際の時間と労力が節約されます。
After Effects ベータ版
- 真の 3D ワークスペース:まったく新しい次元でデザイン。ネイティブモデルの読み込み、アラインメントツール、画像ベースの照明、高忠実度の GPU 高速処理レンダリングなどの専用の 3D 関連機能を使用します。
Adobe Media Encoder
Adobe Media Encoder 2023年9月リリース(バージョン24.0)
- エフェクトマネージャー:システムをより安定させ、より早く動作を再開するには、互換性のないプラグインをすぐに見つけて修正し、無効にします
Adobe Audition
Adobe Audition 2023年9月リリース(バージョン24.0)
Character Animator
Character Animator 2023年9月リリース(バージョン24.0)
- Adobe Character Animator 2023年9月リリース(バージョン 24.0)には、安定性に関するアップデートが含まれます。
Adobe Animate
Adobe Animate 2023年10月リリース(バージョン24.0)
- Apple シリコンのネイティブサポート:Animate に組み込まれた Apple シリコンチップセットを最大限に活用し、アプリケーションの起動、タイムラインの再生、ファイルの保存などでパフォーマンスが大幅に向上することを確認します。
- 洗練されたユーザーインターフェイス:まったく新しい洗練されたユーザーインターフェイスを楽しみ、これまで以上にアニメーションを調整するためのより多くのスペースを確保します。
- ワープアセットをリセット:1 クリックですべてのワープピンをリセットし、ポーズの作成を簡単に実験します。
Adobe Bridge
Adobe Bridge 2023年9月リリース(バージョン14)
- マルチウィンドウ:Bridge で複数のウィンドウを開くことができます。各ウィンドウには、マルチタスク用に複数のコンテンツパネルが表示されます。
- キーボードショートカットのカスタマイズ:キーボードショートカットを簡単にカスタマイズしたり、要件に合った様々なキーボードレイアウトから選択したりできます。
- 圧縮/抽出:Bridge で様々なアセットタイプのファイルを簡単に圧縮/抽出できます。
- Adobe Substance 3D Stager への配置:Bridge から直接、アセットファイルを Adobe Substance 3D Stager に簡単に配置できるようになりました。
- その他の機能強化:フルスクリーンモードでのキャプション(ファイル名、ラベル、評価)の表示/非表示の切り替え、および「.JPG」拡張子で書き出す機能。
Adobe Fresco
Adobe Fresco 2023年9月リリース(バージョン5.0)
- 縦書きテキスト:Fresco Fresco で縦書きテキストを入力できるようになりました。文字ツールを長押しして「縦書き文字」を選択し、画面上をタップまたはダブルタップして新規テキストを作成します。アプリケーション設定/一般/インターフェイスの「東アジアのタイプオプションを有効にする」を使用して、縦書きに関するオプションの表示を切り替えることができます。
- MP4 書き出し時にモーションのループ数を設定:書き出し時にモーションの繰り返し回数を指定することにより、書き出した動画ファイルの再生時間をコントロールします。これは、動画ファイルに最短再生時間の要件がある SNS プラットフォームに投稿する場合に役立ちます。
- 秋のブラシ:木の葉のように、今シーズン、新しいカラフルなブラシがクリエイティブなツールボックスにそっと入ってきます。インク、テクスチャ、リアルなペイント、木の葉、模様など、すべてが個性と可能性に満ちています。居心地よくアートを作りましょう。
Adobe Express
Adobe Express 2023年10月リリース(デスクトップ版)
- Adobe Firefly を利用した生成塗りつぶしで画像を変換する:説明だけで、画像内のオブジェクトや人物などを挿入、削除、または置換できます。
- テキストからテンプレート生成を使用してテンプレートを生成する(Beta):説明だけを含むソーシャル投稿やチラシなどの編集可能なテンプレートを生成することで、デザインを有利にスタートできます。
- アプリ内でコンテンツを直接翻訳する:数回クリックするだけで、コンテンツを 45 の言語の中から選択した言語に効率的に翻訳できます。
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