Adobe Substance 3D 製品 2024 年 1 月のアップデート情報
Adobe Substance 3D にとって、2024 年はすでに素晴らしいスタートとなっています。昨年 12 月にリリースした Modeler と Designer の大きな更新に続き、今年 1 月には、新しいアセットやジェネレーターやフィルターを含む Sampler の最新バージョンを公開できることに興奮しています。また、Substance 3D Assets にも新しい 3D モデルが追加されました。
それでは、今月の Substance 3D 最新情報を詳しく紹介していきましょう。
Substance Sampler 4.3
1 月の Substance Sampler のリリースでは、アプリケーションのさまざまな側面に、いくつもの新機能追加や改善が行われました。まず、新しいタイプのパラメトリックテクスチャジェネレーターが追加されました。この新しいジェネレーターは、Sampler 内で 2D 画像と同じように動作し、入力イメージとしてあらゆる場所で使用できます。インポートした画像とは異なり、ジェネレーターにはパラメータのメニューがあるため、それらを微調整しながらマテリアルに必要な見た目を作成できます。
また、刷新された Sampler のスターターアセットのマテリアルにより、さまざまなデザイン業界で、フォトリアリスティックで定型化されたマテリアルを、これまで以上に簡単に作成できます。そして、新規のフィルターと更新された既存のフィルターは、これまで以上に素早く見栄えの良い結果を得られます。
新しいパラメトリックテクスチャジェネレーター
Sampler の新しいテクスチャジェネレーターは、パラメトリックノイズ、パターン、グランジオプションを使用したよりクリエイティブな選択肢をデザイナーに提供します。これには、マスクやチャンネルマップで使用可能な、各ジェネレーターの出力の高度な調整機能が備わっており、マテリアルを作成する際に、テクニカルなデザインとクリエイティブなデザインの絶妙なバランスを確立するために役立ちます。
更新されたマテリアルアセット
Sampler の更新されたマテリアルコンテンツは、インダストリアルデザイナー、ファッションデザイナー、ゲームやビジュアルエフェクトに従事するテクスチャアーティストの必要性に応えるために、改めてデザインされたものです。物理的なプロダクトデザインのビジュアライゼーションワークフローに最適な高品質のマテリアルが追加された上に、デザイナーはテクスチャ作成の技術的な側面を、これまで以上にコントロールできるようになりました。
新しく改良されたフィルタツール
フィルターツールが高速化され、ユーザー体験を改善するための最適化が行われました。また、Sampler でのタイリングのワークフローを大幅に強化する、新しい遠近法の切り抜きツールも追加されています。このツールを使うと、4 つのコントロールポイントを調整して、歪んだマテリアルの切り抜きができます。切り抜かれたテクスチャは、歪みが抑えられた状態でタイリングすることができます。
最後に、刺繍フィルタが更新されました。より精密になり、最大 8 色をサポートします。マテリアルの入力はレイヤースタックに戻り、刺繍デザインにファブリックを追加できるようになりました。
Substance 3D Assets でニーズに応える
Substance 3D Assets は、18,000 を超える高品質な 3D アセットのライブラリで、Substance 3D Collection の一部として提供されています。あらゆるデザイン業界の 3D プロジェクトで使用でる、プロが制作した高品質の 3D アセットが揃っています。
拡張し続けるクリエイティビティと歩調を合わせるため、Substance は 3D Asserts のモデルライブラリを定期的に更新しています。1 月には、ユーザーからのフィードバックに基づき、船舶、宇宙、アート、植物などを対象に、90 以上の新しい 3D モデルが導入されました。これらはすべて、特定のリクエストに対応し、既存のアセットコレクションを補完するためにデザインされたものです。Substance 3D Assets の新しいモデルを確認し、高品質なモデル、IBL、マテリアルを使って、すべてのプロジェクトを高めましょう。
今すぐ Substance 3D Assets を確認したい方はこちらからご覧になれます。
この記事は Substance 3D: Updated Sampler content and 3D Assets（著者: Grant Kay）の抄訳です