俺の話を聞いてくれ…! Adobe社員小林さんが「電子サイン」を熱く語る!

こんにちは、フリーライターのヤマダユウス型です。

以前、Adobe Blogでは「Adobe社員が選ぶAdobe Acrobatの「推し機能」」を紹介した記事を公開しました。しかし実は、社員のみなさんに「推し機能」についてインタビューする中で、ある社員さんの情熱が溢れすぎ、記事に載せきれなかったテーマがあったのです。

……それが「電子サイン」!

Adobe Document Cloud全体の製品戦略を担当している小林さんは、あまりにも「Acrobatの電子サイン愛」が強すぎて、電子サインの話題になると話が止まらない!


Acrobatを含むAdobe Document Cloudの製品戦略を担当。電子サインの便利さを世の中に広めるべく、今日も明日も奮闘する。

リモートからの作業スタイルが普及し始めた昨今は、電子サインや電子契約といった遠隔から契約を成立させるといった状況も増えてきました。今ではそういった電子契約を専門とするサービスもたくさん存在しますよね。でも、そんな環境にあるのとは裏腹に、

「電子契約や電子サインって、なんだか難しそう……」

「どの電子契約サービスを使ったらいいか分からない……」

そう感じている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回はそんな方に向け、電子サインの伝道師たる小林さんに「Adobe Acrobat(以後、Acrobat)の電子サイン」について語ってもらいました。Acrobatの電子サインなら、思ったよりも簡単に使えるみたいですよ!

【おさらい】Acrobatの電子サイン機能とは?

A computer screen with a message Description automatically generated

──まず、Acrobatの「電子サイン」ってどんな機能なのでしょうか? 簡単に教えてください!

小林さん:使い方としては、基本的には「署名がほしい書類に署名フィールドを配置して、署名してほしい人(受領者)に送信する」だけです。電子サイン機能は、アプリ版のAcrobatなら画面左部の「すべてのツール」の中に配置されています。

A screenshot of a computer Description automatically generated

小林さん:ブラウザー版のAcrobatなら、画面上部に配置されているので、そこから電子サインの機能を使うことができます。

A screenshot of a computer Description automatically generated

小林さん:一方受領者の作業はというと、届いたメール内の「確認して署名」ボタンをクリックし、ブラウザーでPDF書類を開いてサインをするだけ。サインといってもテキスト入力や画像挿入などの簡単な作業になるので、ほぼクリック to サインで電子サインが完了します。

A screenshot of a phone Description automatically generated

小林さん:電子サインのオプション機能として、必要に応じて入力用の署名フィールドやチェックボックスを設置できる フォーム機能 があったり、お好みに合わせた署名方法の選択(テキスト入力や電子印鑑・直筆サインの画像ファイルで署名するほか、手書き署名をする際はマウスで描写したり、スマホ等の画面と連携してタッチ操作でサインできるなど)があったりと、ニーズに合わせて細かい設定ができるようになっていますが、大きな流れは変わりません。

──なるほど、電子サインと聞くと複雑そうな印象ですが、やっていることは「承認・署名がほしい人にPDF書類を送る」というシンプルなアクションですね。

小林さん:そうですね、なので電子サインだからと気構えずに、気軽に使ってもらいたいんです……! あとは紙の契約書の場合、提出し忘れや受領者側の確認し忘れなどが起こり得ますが、Acrobatの電子サインは複数人へ一斉に書面を送付できたり、受領者にリマインドを設定して確認し忘れを防いだりといった便利機能も備わっています。

──最後までデジタル上で契約を完結できるような機能が備わっていて、電子サインの強みがしっかり活きていますね!

小林さん:また、最近ではAcrobatを電子取引に利用している人もいますよね。そんな場面において便利な新機能が今年の春に実装されました。それが、取引年月日・取引金額・取引先といった情報を登録できる機能 です。

──なるほど、実際どんな機能なのでしょうか?

小林さん:Acrobat内に保存されている電子サインが完了した書類において、取引年月日・取引金額・取引先の3点をスムーズに記録&検索できるというものです。Acrobat内で登録できるので外部ツールと連携することなく、Acrobat内で契約書の管理がしやすくなりました。大企業などであればすでに外部ツールを利用しているところもありますが、例えばAcrobatを使っている個人事業主なら、これからはAcrobat内での契約書の管理が捗るはずです。

──契約書をAcrobatで管理していれば、金額や取引先で一括検索できるわけですね。

電子サインへのそのギモン、小林さんがぶった斬ります!

──ここまでお話を聞いて「Acrobatの電子サインって意外と身近かも」と思われた方も多いのではないでしょうか。しかし、それでもまだ「本当に便利なの?」「Acrobatの使い勝手はどうなの?」と思っている方もいるはず。そこでここからは、みなさんからよく聞く 「Acrobat電子サインの疑問」 を僕が代わりに直撃質問したいと思います! 小林さん、準備はいいですか?

小林さん: お任せ下さい!!

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──それでは早速参りましょう、まず1つ目がこちら!

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小林さん:これは結構勘違いされている方が多く……我々も繰り返し伝えていきたいのですが、Acrobat有償版には電子サイン機能が標準搭載されています! 追加プランなどは不要で、Acrobatの有償ライセンス利用者であればいつでも!すぐに!使えますよ。

ちなみに、無償版をお使いの方でも ひと月に2回までなら電子サイン機能をお試しいただけます! 現在無償ライセンスの方はまずはお試し的に電子サイン機能を使ってみて、自分の業務に活用できそうだなと感じたら有償版を検討いただければと思います。


──AcrobatをPDF編集のツールとして使いつつも、電子サインのサービスは他社で別途契約している人もいますものね、それってもったいない。だってAcrobatならPDF編集で契約書のフォーマットを整えるところから、電子サインの依頼・収集まで1つのアプリで完結できてしまうんですから。それでは次の疑問はどうでしょう?

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小林さん: Acrobatの電子サインはほとんどの国や地域において法的効力を有しているので安心してください。また、手書きサインと電子印鑑で法的効力に違いが出ることもありません。ちなみにデジタル署名は電子サインの一種で、デジタルの世界での実印と同等の信頼性があります。

A screenshot of a computer Description automatically generated

──電子契約は手書きの契約書よりも軽く見えてしまいがちですが、こうしたエビデンスがあるなら信用できますね。では、最後の疑問もサクッと捌いてもらいましょう!

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小林さん:受領者側はAcrobatの有償ライセンス利用者でなくても、そもそもAcrobatを持っていなくてもOKです。さらに、Acrobatのデスクトップアプリをインストールしてもらう必要もありません。署名依頼メールに記載されたURLを開くとブラウザーが立ち上がるので、ブラウザー上で署名の手続きを行うことができます。

なお依頼者側もブラウザーから電子サインの依頼ができるので、言ってしまえばブラウザーさえあれば契約書を送ることも受け取ることも可能です。僕としても、ブラウザー上で作業が完結できるのはとても嬉しいですね。


Acrobatならブラウザー上で電子サインの依頼・署名が可能。

──受領者はAcrobatにログインしなくても署名できますし操作感もシンプルなので、PCに詳しくない方へも署名をお願いしやすいですね。

電子サインのスモールスタートは、Acrobatが最適に思えてきた

小林さんのスマートな解説を聞いているうちに僕も「これから電子サインを初めるならAcrobatが一番良いのでは……?」と思うようになりました。無料で試せて、ブラウザーでも使えて、何よりPDF書類との連携が強い。電子契約書の多くはPDF書類ですから、そのPDF書類の扱いに長けているアプリケーションで電子サインが使えるなら、もっとも理に適ってることになるのでは?

社内でやりとりする書面や、今までは郵送していた紙の契約書などなど、電子サインで時短化できるビジネスシーンはかなり多いはず。電子サインソリューションは価格が高い印象もあるけれど、有償Acrobatユーザーなら月額2,000円弱でPDF編集も電子サインもオールインクルーシブ! 「そんなにお得なら使わないともったいないのでは……」と気になった人は、一度Acrobatの電子サインに触れてみてはいかがでしょうか!