多彩な文字デザインをクリエイティブに活かす!Adobe Fonts活用法&すぐに使える欧文フォントライブラリ|もっとAdobe Fonts!09
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![フォントイメージ](./media_1c0a27bc61e5f47cfc11ce124dba111c23b682b8d.png?width=750&format=png&optimize=medium)
フォントで広がるクリエイティブの世界
アドビが展開する「Adobe Fonts」は、日本語、英語だけでなく、中国語簡体字・繁体字、韓国語等を含め、世界のさまざまな文字・言語に対応するクリエイターのためのクラウドフォントサービスです。
Adobe IDさえあれば2,000以上のフォントが無料で使えるほか、Adobe Creative Cloudに契約しているユーザーなら、30,000を超える高品質なフォントを自由に使うことができます。
「もっとAdobe Fonts!」最終回となる今回は、あらためてフォントの魅力、Adobe Fontsの活用法について紹介するとともに、これまでの文字・フォント関連記事で触れていたフォントを一括アクティベートできるライブラリについても紹介します。
メッセージの伝わりかたはフォントで決まる!
私たちの生活のなかで、「文字」は欠かすことのできないコミュニケーションツールのひとつです。印刷物、web、動画と、時代の変化とともにさまざまなメディアが登場し、その中心的地位もまた移ろいゆきますが、「文字」がいまなお、重要な役割を担っていることは間違いありません。
フォント(書体)とは、いわばこの「文字」にかたちを与えるものであり、どのような姿を文字にまとわせるかによって、メッセージの伝わりかたは大きく変わります。
やさしく伝えるのか、力強く伝えるのか、おもしろおかしく伝えるのか……すべては選ぶフォント次第。裏を返せば、たくさんのフォントが使えるほど、多彩で繊細なコミュニケーションが可能になる、ということができるでしょう。
多彩な方法でフォントを探せるAdobe Fonts
Adobe Fontsのフォントを使うには、Adobe Fontsのwebページ にAdobe IDでログインし、目的のフォントを探します。
ページ左のサイドメニューでは「言語および文字体系」やフォントの「分類」などがフィルターとして用意されています。
目的のフォントを見つけたら「ファミリーを追加」するだけで、すぐにアドビアプリでフォントが使えるようになります。
追加したフォントをアドビ以外のアプリでも使用できるようにするには、Creative Cloudのデスクトップアプリの「Adobe Fonts(アクティブなフォント)」で「追加したフォント」の一覧を表示し、「ファミリーをインストール」ボタンをクリックするだけです。これで、オフィスアプリをはじめ、その他のアプリでもAdobe Fontsのフォントが利用できるようになります。
用途に合わせてセレクトされた「フォントパック」から選ぶ
「フォントを探しているけれど、数が多くて見るのも大変」という場合には、あらかじめセレクトされたフォントセットを利用するのも一手。用途や目的に応じたフォントを集めた「フォントパック」を探し、「フォントパックを追加」するだけで、パックに含まれるすべての書体を一気に追加することができます。
[フォントパック例]
- ウェイトが豊富なUD基本フォントパック
- 漫画に最適!アンチック&デザイン書体パック
- レトロでユニークな和文+欧文パック
- インパクト抜群!個性際立つフォントパック
- 優雅でキャッチーなフォントパック
- 毛筆文字+欧文書体パック
- 書の基本五体・楷行草隷篆パック
Adobe Fontsのフォントパック|https://fonts.adobe.com/collections
キュレーションされた「ライブラリ」から選ぶ
フォントを選び、追加する方法はこれだけではありません。2024年10月から、ライブラリを使ったAdobe Fontsの共有ができるようになりました。
この機能搭載にあわせ、文字・書体・フォントの基本がわかるAdobe Blogの連載記事「文字とフォントのことはじめ」(全12回)で紹介されているフォントを一括で追加できるライブラリを用意しました。記事で気になった書体を見つけたら、ぜひライブラリにアクセスし、フォントを追加してみましょう。目にするだけではわからなかった、フォントのあらたな魅力を発見できるかもしれません。
[ライブラリに含まれるフォントの種類について]
記事の構成上、ライブラリ名に記載された書体分類とは異なるフォントが含まれていることがあります(セリフ体のライブラリに、紹介書体のサンセリフ版・スラブセリフ版が含まれている、など)。
第10回「Adobe Fontsオススメ欧文書体-Serif・San Serif・Slab Serif編」掲載書体を登録したライブラリ
- Serif(定番書体)
- Serif(便利な書体)
- Serif(注目書体)
- San Serif(定番書体)
- San Serif(便利な書体)
- San Serif(注目書体)
- Slab Serif(定番書体)
- Slab Serif(便利な書体)
- Slab Serif(注目書体)
第11回「Adobe Fontsオススメ欧文書体-筆記体・手書き風・等幅フォント編」掲載書体を登録したライブラリ
- 筆記体・Script(定番書体)
- 筆記体・Script(便利な書体)
- 筆記体・Script(注目書体)
- 手書き風・Hand-writing(定番書体)
- 手書き風・Hand-writing(便利な書体)
- 手書き風・Hand-writing(注目書体)
- 等幅・Monospaced(定番書体)
- 等幅・Monospaced(便利な書体)
- 等幅・Monospaced(注目書体)
第12回「Adobe Fontsをさらに使いこなすヒント」掲載書体を登録したライブラリ
ライブラリからフォントを追加するには、ライブラリ名の下に表示される「すべてのフォントを追加」を選ぶだけ。個別にフォントを追加する場合には、リストから「フォントを追加」を選びましょう。
「コピーを保存」を選ぶと内容が自身のライブラリにコピーされる
![砂の上にある 低い精度で自動的に生成された説明](./media_16eeeaef4971bcb4fb98e42e32a847168869e6512.jpeg?width=750&format=jpeg&optimize=medium)
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30,000を超えるフォントで魅力的なクリエイティブを
クリエイティブには欠かせない道具のひとつであるフォントをより自由に、柔軟に使えるクラウドフォントサービス「Adobe Fonts」。2024年9月現在、日本語フォント750超、Adobe Fonts全体では30,000以上のフォントをメディアを問わず、商用/非商用問わず、自由に使うことができます。
“もっといろいろなフォントを見てみたい、使ってみたい!”
そう思ったらぜひ、Adobe Fontsを開いてみてください。
その先にはあらゆるクリエイティブをより魅力的なものに変えてくれる、多彩なフォントの世界が広がっているはずです。
Adobe Fontsを無料で試してみる