来年から絶対使って欲しい、そんな機能を厳選!今年のうちに、「Acrobatって便利だな」と思える機能をおさらいしよう!

こんにちは、フリーライターのヤマダユウス型です。早いもので、2024年も残りわずかになりましたね。ほんと、一年はあっという間…。
今年もAdobe Blogでは様々な情報や機能について紹介してきました。「Adobe Acrobat」に関する機能もたくさん紹介してきましたが、実際はこんな人もいらっしゃるのでは?
「AcrobatはPDFの閲覧でしか使っていない」
「編集機能はたまに使うけど、他の機能は何があるかわからない」
「機能が多すぎて覚えられない…」
などなど。
便利で多機能なAdobe Acrobat。特に有償版をお使いなら、もっともっと使いこなしたいところですよね。とはいえ、多機能すぎてどこから手を付けていいかわからないという気持ちもごもっとも。
というわけで、この記事ではAdobe Acrobatの中でもとっておきの便利機能を3つご紹介します。いずれもAdobe Blogで以前にも紹介した機能なので、それぞれの記事も参考にしてみてくださいね。2024年イチオシの便利機能を覚えて、年明けから早速活用してみてはいかがでしょう?
あらゆるファイルをまとめてPDFで一つのファイルに!「PDFポートフォリオ」
さて、最初にご紹介するのは「PDFポートフォリオ」機能。ポートフォリオ(Portfolio)とは、複数の書類をひとまとめにできるケースを意味する言葉のこと。「PDFポートフォリオ」を使うと、テキストファイル、画像ファイル、音声や動画データなど、あらゆる形式のデータを1つのPDFファイルにおさめることができます。見た目としては1つのPDFファイルだけど、クリックして中を見ると様々な形式のファイルがまとまっているわけですね。
でも、それって何が便利なの?なんて思われる方も多いかと思います。一体どんな場面で活用ができるのでしょうか?
ファイル→作成→PDFポートフォリオと進み、まとめたいファイルをドラッグすればPDFポートフォリオが完成。
例えば、プロジェクト単位で様々な形式の資料を管理する場合。PC内でファイルを散在させずにポートフォリオ内にまとめることが可能です。ポートフォリオの中のファイルは書き換え可能で、もとのファイル(ポートフォリオに入れる前のファイル)のコピーとしてPC内に複製されます。だから常に最新状態を保っていられるし、資料管理もしやすくなる、というわけ。
ポートフォリオに入れているファイルは、別々のデータ形式であっても、作成元のアプリケーションを開かずにファイルのプレビューが可能なので、サクサク閲覧できてとっても便利!ファイル自体もグッと容量軽く保存ができるし、単語単位でファイルの検索も可能。プロジェクトをデータベース的にアーカイブしておける、と言えばその便利さを何となく感じてもらえるでしょうか。
こちらの記事では、「PDFポートフォリオ」について詳しく紹介しています。領収書のような大量のデータを一括管理することもできたり、実は非常に汎用性に富んだ機能なのでぜひチェックしてみてくださいね!
Acrobat Signで、手軽に・楽に、契約などを交わしてみましょう!
お次はAcrobatの目玉機能でもある、「電子サイン(電子署名)」について。巷には電子サインソリューションは数多くありますが、Acrobat Signの特徴は何といってもその手軽さにあると思います。例えば、フリーランスライターの私もよく経験するのですが、最近はSNSなどでお仕事を依頼されるパターンもよくありますよね。中には、仕事を進めている間に依頼相手が音信不通になって、報酬が支払われなかった…なんてトラブルも見かけます。
では、こんなときに電子サインを使って手軽に契約書を交わしていたら? Acrobatの電子サインは法的根拠が備わっているため、紙の契約書と同等の扱いとなるわけです。2024年11月1日からはフリーランス新法が施行され、より適正な扱いが求められるようになっています。
Acrobat Signは、契約書のデータ(紙の契約書をスキャンしてPDF化する、契約書のフォーマットをPDF化するなど)をAcrobatで開いて、サインがほしい場所に署名フィールドを配置し、署名相手にメールで送信するだけ。本当に手軽に契約のやり取りが可能なんです。
電子サインはAcrobatのブラウザー版からも利用可能で、署名相手がAcrobatを持っていなくても大丈夫です。カジュアルに使えるので、「ちょっと不安だから契約書を交わしておきたいな」と感じたら、サっと使ってみてください。こちらの記事でさらに詳しく紹介していますよ!
いつでも、どこでもAcrobatは簡単アクセス!シームレスな作業環境って素敵…
さて、そもそもなんですが、Acrobatを利用するには「PCが必須」と思っている方も多いのでは?ところがどっこい、そんなことはありません。というか、PC以外でも積極的に利用して欲しい!というのがAdobeの切なる願いなのです。
なぜなら、スマホやタブレットから使えるからこそ、シームレスに100%、Acrobatを有効活用することができるんです。例えば、社内で作ったPDFの書類があったとして、文章の見直しをしたい。でももう会社を出ないといけない…なんてシチュエーションの場合。作成したPDFをクラウドに保存して、移動中にスマホからPDFにアクセス!
もし書類の一部を修正したい場合は、スマホから「コメントを依頼」機能で指示を入れることも可能。社内から出先の人にPDFデータを確認してほしい場合にも活用できる機能です。どんなデバイスから確認してもレイアウトが変わらないのは、PDFならではのメリットですね。
Acrobatはマルチデバイスで利用できるから、移動時間や余暇を使って効率的に作業ができる。これだけでもすごく便利じゃないですか? ちなみにさきほど紹介した電子サインも、スマホだけで確認・署名することが可能ですよ。さらなる詳細はこちらの記事で!
これら三大機能を使いこなすだけでも、Acrobatを使い倒しているヘビーユーザーの仲間入り!
Acrobatにはさらに多くの機能があるものの、まずは今回紹介した3つの機能を覚えるだけでも、生産性のアップにつながるはずです。ファイルがあちこちに散らばって管理に困っている人は「PDFポートフォリオ」を。ササっと契約書を交わしたい人は「電子サイン」を。ぜひ思い出してみてください。クラウドに上げたPDFファイルは、スマホやタブレットからアクセスできるのもお忘れなく!
PDFファイルを開くだけでなく、ファイルの編集や管理、そして契約書までカバーできるAcrobat。便利な機能はガンガン使い倒して、2025年からはAcrobatのヘビーユーザーになっちゃいましょう!