アドビ、Gemini向けコネクタを提供開始し、Claude向けプラグインの機能をさらに拡充

Adobe creative capabilities Now in Google Gemini.
アドビは主要なAIチャットボットプラットフォームに向けてプロ仕様のツールへのアクセスを拡大しています。今回、新たにGoogleのGemini向けアドビコネクタを提供開始するほか、既存のClaude向けアドビプラグインにAcrobatツールを統合し、直接編集できる機能を新たに導入します。

アドビは、最高の作品を生み出し、生産性を高めるためのプロ向けツールを開発しています。一方で、近年ではアイデアのブレインストーミングや問題解決、タスクの遂行といった作業がAIチャットボットプラットフォーム上で行われることが増えています。アドビもその場に存在し、対話の中で直接アドビツールを呼び出して高品質なコンテンツを作成できるようにすることで、そのまま作業を進められるよう支援したいと考えています。

すでにアドビはChatGPT、Claude、Slack、Copilotと連携していますが、本日、その取り組みを2つの画期的な方法でさらに拡大します。まず、Gemini向けアドビコネクタの提供を開始します。そして、Claude向けアドビプラグインに初めてAcrobatツールを導入します。これにより、クリエイティブツールと生産性向上ツールを統合すると同時に、Claude内で直接PDFを編集したり、Adobe Expressのデザインをカスタマイズしたりできるインタラクティブな編集機能を追加します。

Gemini向けアドビコネクタを提供開始

Google Geminiは、瞬く間に世界で最も広く利用されているAIチャットボットプラットフォームの一つとなり、 毎月10億人以上の人々が答えを見つけ、アイデアを探り、日常のタスクに取り組むことを支援しています。新しいGemini向けアドビコネクタを使えば、Geminiとの対話を通じてAdobe Photoshop、Adobe Lightroom、Adobe Express、Adobe Fireflyなどのプロ仕様のツールを活用し、写真の補正、マーケティングアセットの作成、デザインの制作などを行うことができます。希望する成果を説明するだけで、アドビがそれらを実現するための適切なツールを自動的に編成し、手順を実行します。

「アドビとのパートナーシップを拡大し、業界をリードするクリエイティブツールをGeminiに直接組み込めることを嬉しく思います。これにより、誰でもチャット内で直接、アイデアを創作したり、編集し、形にすることができるようになります。」

Googleのグローバルパートナーシップ、GDM & Gemini担当マネージングディレクターのニール パンチョリ(Neal Pancholi)は、上記のように述べています。

Geminiでアドビツールを活用する方法をいくつかご紹介します。

Adobe creative capabilities Now in Google Gemini.
Gemini向けアドビコネクタを利用すれば、アドビのクリエイティブツール全体に含まれるプロ仕様のツールにアクセスすることができ、Geminiとの対話を通じて、写真の補正、マーケティングアセットの作成、デザインのカスタマイズなどを行うことができます。

  • 統一感があり、洗練された商品写真を作成: 商品写真をアップロードし、仕上がりイメージを説明してください。アドビのアプリがライティングや色の最適化、統一感のあるトリミングを行い、店舗、webサイト、マーケティング資料ですぐに使える洗練された写真コレクションを準備します。
  • 1つのデザインを各種SNS向けのコンテンツに変換: ブランディングやメッセージ性を維持したまま、投稿先のSNSに最適なバージョンを作成するようアドビのアプリに依頼することができます。これにより、オーディエンスに合わせた展開や配信が簡単にできるようになります。
  • マーケティングのニーズに合わせて、プロがデザインしたテンプレートをカスタマイズ: キャンペーンの内容、ターゲット層、希望するスタイルを説明すれば、アドビのアプリが最適なAdobe Expressでデザインを洗練させます。そこから、テキスト、画像、色をカスタマイズするよう依頼することで、洗練されたマーケティング資料を素早く作成できます。

本日のリリースは、Googleとの連携を通じてアドビツールをGeminiで利用可能にするための第一歩です。これまで他のAIチャットボットプラットフォームで行ってきたように、私たちは今後も創造性と生産性を高めるツールを追加し、ユーザー体験を向上させていきます。

Claudeで作品を制作・編集し、完成度を上げるための追加の機能を提供

Adobe is expanding what you can do in Claude, adding Acrobat tools.
アドビはClaudeでの機能拡充を進めており、Acrobatツールを追加してクリエイティブと生産性のワークフローを1つのプラグインに統合するとともに、PDFやAdobe Expressのデザインに適した新しい直接編集機能を追加しています。

今年の初め、アドビはプロ仕様のクリエイティブツールをClaudeに導入しました。リリース以来、クリエイターの皆さんから、この体験によって制作の進行が捗るようになったというフィードバックが多く寄せられ、大変嬉しく思っています。例えば、フォトグラファーが複数の写真の光や色、統一感を一括で微調整したり、クリエイティブディレクターが環境保護をテーマにしたファッションキャンペーンの開発にかかる時間を大幅に短縮したりといった事例があります。

本日のリリースでは、Claude向けアドビプラグインがさらに強化されました。今回初めて、Acrobatのツールをプラグインに追加し、既存のクリエイティブツールと統合して、単一のアドビプラグインとして提供します。これにより、Adobe Acrobat、Adobe Express、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe Premiere、Adobe Lightroom、Adobe InDesign、Adobe Stockなど、80種類以上のプロ仕様のツールを、すべて同じClaudeの対話画面から呼び出せるようになりました。また、Claudeでのツール活用の幅を大幅に広げる、新しいインタラクティブな編集機能も導入しています。希望する結果を説明してアドビプラグインに作業を任せる従来の方法に加え、コンテンツ上で直接指定してPDFを編集したり、Adobe Expressのデザインを自分でカスタマイズしたりすることも可能になりました。

以下は、Claude向けアドビプラグインでアドビツールを活用する新しい方法の一部です。

Adobe for Claude brings popular Acrobat tools into the conversation, so you can work with PDFs without breaking your flow.
Claude向けアドビプラグインでは、新たにAcrobatツールが対話に組み込まれました。これにより、作業の流れを中断することなくPDFを操作できます

  • Claude内でAcrobatツールを活用: アドビプラグインには、PDFを扱う際に頻繁に使われるツールが組み込まれました。ページの削除、結合、分割などによるPDFの整理、機密情報の墨消し、PDFから他のファイル形式への変換が可能です。
  • PDFを直接編集・分析:より細かな操作を行いたい場合は、新しいインタラクティブエディターでPDFを開き、ページを並べ替えたり、テキストを編集したり、コメントやハイライトなどの注釈を追加することができます。また、ドキュメントのレビューを行うスキルを呼び出し、Claudeにドキュメントの分析を依頼して、エディター内に推奨事項や注釈を直接追加してもらうことも可能です。
Adobe for Claude’s new layer-based interactive editor for Express designs lets you make hands-on edits to individual elements, including images, copy, colors and fonts.
Claude向けアドビプラグインに新たに搭載された、Adobe Expressデザインに適したレイヤーベースのインタラクティブエディターでは、画像、テキスト、色、フォントなど、個々の要素に対して直接編集を行うことができます

  • Adobe Expressでデザインを洗練させる:Claudeですでに利用可能な対話型編集機能をさらに発展させ、Adobe Expressデザイン向けの、レイヤーベースのインタラクティブエディターにより、デザインの個々の要素を直接操作できるようになりました。画像、コピー、色、フォントを個別に選択してカスタマイズできるため、デザイン全体を生成し直すことなく、希望通りの仕上がりへと微調整が可能です。これらすべてを、Claudeのワークフロー内で実行できます。

ここに挙げた新機能は、画像の個別または一括での微調整、ベクターやレイアウトの作成、ビデオの編集、さまざまなSNSチャネルに合わせたコンテンツの調整など、すでにClaudeから使えるアドビの広範なクリエイティブツール群をさらに強化するものです。これらのツールをAcrobatのツールと併用することで、Claude内でプロジェクトを最初から最後まで完結させることができます。

アドビツールで、アイデアから思い通りの成果物へ

AIチャットボットプラットフォームの登場により、アイデアを具体的に形にすることがかつてないほど容易になりました。しかし、望む結果にたどり着くには多くの場合、それ以上の作業が必要です。生成した画像やデザインには、微調整やカスタマイズが必要になります。コンテンツも、さまざまなSNSチャネルに合わせて最適化しなければなりません。ドキュメントであれば、最終的な確認、編集、そして共有が必要です。

そこで、アドビのツールの機能が重要になります。何十年にもわたり、私たちは最高の作品を生み出し、生産性を高められるよう、テクノロジーを開発してきました。今、私たちはその専門知識を、AIプラットフォーム全体にわたり、より簡単に利用できるようにしています。アドビを初めて利用になる場合でも、私たちのアプリを熱心にお使いの場合でも、望む成果を説明するだけで、アドビのツールがそこに到達するためのサポートをします。慣れ親しんだAIチャットボットプラットフォームを使いながら、ワークフローのより多くの部分をアドビに任せたい、あるいはさらに高度な機能や精度が必要だ、という場合には、主要なアドビアプリに移行して作業を続けることもできます。対話の起点がどこであっても、アドビはあなたの想像力を、実際に活用し、発展させ、共有できる形に変えるお手伝いをします。

今すぐGeminiとClaudeでアドビツールを使い始めましょう

Gemini向けアドビコネクタは本日より全世界で提供を開始し、すべてのGeminiプランで利用可能です。利用を開始するには、「設定/パーソナル インテリジェンス」に移動し、「アプリ連携」から「Adobe」を選択して、アドビアカウントでサインインするか、まだお持ちでない場合は無料でアカウントを作成してください。

Claude向けアドビプラグインも本日より、デスクトップ版、モバイル版、web版のClaudeおよびClaude Codeで全世界で提供開始します。ゲストとして利用を開始することも可能ですが、アドビアカウントでサインインすれば利用制限が緩和されるほか、追加ツールやセッション間の継続性などを含めたプラグインの全機能を利用することができます。以前のアドビコネクタがすでにインストールされている場合は、自動的に新しいアドビプラグインに更新されます。

*GoogleおよびGeminiはGoogle LLCの商標です。応答内容をご確認ください。設定が必要です。互換性および提供条件は環境によって異なります。

この記事は2026年9月24日(米国時間)に公開されたAdobe comes to Gemini and expands what you can do in Claude の抄訳です。